中山道ウォーキングで歩く木曽路ルートの中でも妻籠宿から馬籠宿の間に滝とか茶屋とか立ち寄れるところがあるみたい。どんなところなんだろう。
この記事は、そんな疑問に答えます。
ツナグ旅では中山道の人気の木曽路ルートを5記事にわたって紹介しています。
- 南木曽駅~妻籠城跡~妻籠宿
- 妻籠宿の散策
- 妻籠宿~男滝~女滝~一石栃立場茶屋
- 一石栃立場茶屋~馬籠峠~県境~馬籠宿
- 馬籠宿~中津川駅
この記事では(3)を紹介しています。
こんにちは、ツバサです。
中山道ウォーキングの木曽路ルートの中でも一番人気は、妻籠宿から馬籠宿の区間になります。
その山道沿いでは男滝や女滝が見れたり、足がパンパンで歩けないくらいのタイミングで休憩できる茶屋「一石栃立場茶屋(いちこくとちたてばちゃや)」があったり、見どころ満載です!
この記事では、実際に中山道ウォーキングを歩いてみて、妻籠宿から一石栃立場茶屋までの中山道を紹介したいと思います。
妻籠宿~男滝~女滝~一石栃立場茶屋まで歩く!
妻籠宿の散策を満喫したら、馬籠宿を目指します!
馬籠宿までは約8キロの山道で高低差もあり、馬籠峠では標高790メートルにもなります。
妻籠宿から一石栃立場茶屋(いちこくとちたてばちゃや)までの間には男滝や女滝の見どころもあります。
- 大妻宿
- 熊ベル
- 田園風景
- 男滝
- 女滝
- 神居木(かもいぎ)
- 一石茶屋立場茶屋
それでは、まずは妻籠宿から馬籠峠手前の一石栃立場茶屋までを紹介したいと思います。
妻籠宿~男滝~女滝~一石栃立場茶屋
- 妻籠宿から馬籠宿方面に向けて出発
妻籠宿から馬籠宿方面へ歩いて行きます。
立て看板を見ると「馬籠宿7.8km」の距離です。
もちろん、途中に自動販売機はないため、妻籠宿で飲み物を買っておきましょう。
まずは大妻籠を目指します。
- 蘭川を渡ります
妻籠宿から大妻籠までの道では、民家の横の道を歩いたり、木曽を流れる蘭川(あららぎがわ)を見たりすることができます。
木曽川もそうでしたが、蘭川も透明度抜群で花崗岩がたくさんある川です。
- コンクリートの道から山道へ
中山道のおもしろいところは、整備されたコンクリートの道を歩いていると思ったら、急に山道になるときがたくさんあります。
山道の先は木々が生い茂っていて坂道も多いため、都会暮らしの人にとってはここからが正念場です。
そんな険しい道も江戸時代の人達がこの道を歩いていたと思うと何とも感慨深い気持ちになります。
山道に入る時は必ずバックパックに熊ベルを付けて鳴らしながら歩きましょう。
- 石畳の坂道を上ると大妻籠
山道を抜けると石畳の坂道になり、上の方には家が見えてきます。
大妻籠到着です!
大きな看板があるのですぐに大妻籠とわかります。
そんな大妻籠には、建物の入口に杉玉をぶら下げている「つたむらや」という旅籠(はたご)があり、昔ながらの風情の家並みを見ることができます。
※旅籠(はたご)=民宿
囲炉裏が有名な旅籠なので立ち寄ってみるのもいいでしょう。
- 男滝を目指して山道を歩く
大妻籠からは男滝までは山道が続きます。
県道を渡って山道に入っていくのですが、この森の中を入っていくのかと思うと少し緊張感が走りました。
ちゃんと熊ベルがしっかりと鳴るように歩きます。
山道は石畳の道になっていて比較的歩きやすい道になっています。
雨上がりや苔の増えやすい春先のシーズンは滑りやすくなるので気を付けて歩くようにしましょう。
いよいよ山道にも大きな熊ベルが設置されています。
山道に熊ベルがあったら、必ず大きな音を鳴らすようにしましょう。
大きな音を鳴らすことで熊が近づかないようにしましょう。
山道を抜けると景色が開けたところに出ると田園風景が広がっています。
田園風景が過ぎるとまた山道に入りますが、次の山道は土の道になっており緩やかな上り道が続くため、足がパンパンになってきます。
- 男滝に行くには中山道の道を少し外れます
いよいよ男滝が近づいてきました。
倉科神社を通り過ぎると分かれ道になっており、男滝と女滝に行くには中山道の道を少し外れなければなりません。
左に行くと中山道、右に行くと男滝と女滝になります。
滝を見に行っても、その先でまた中山道に合流できるため、この分かれ道まで戻ってくる必要はありません。
- 滝の音が激しい男滝
山道を進んでいくと男滝の流れ落ちる大きな音が聞こえてきます。
木の桟橋を渡ると男滝が目の前に現れます。
男滝は目の前まで行くと本当に大きな音で水が流れ落ち、小さい滝ですが大迫力の滝です。
夏場は汗だくで山道を歩くので、水しぶきが激しい男滝の周辺はとても涼しくリフレッシュできます。
男滝を見学したら、隣にある女滝を見に行きます。
大迫力の男滝とは対照的に女滝はとても静かな音で流れ落ちる滝です。
まるで女性の装いがあるかのような滝でなぜ女滝と呼ばれているのかがわかりました。
- 中山道に合流します
男滝と女滝を見学したら、中山道の道に合流します。
合流までの道は県道7号線の初恋街道を歩かないといけないので車に注意して歩きましょう。
7号線沿いは男垂川(おたるがわ)が流れていて、少し歩くと橋があります。
その橋を渡るとまた山道に続く道があり、それが中山道になります。
ちょうど妻籠宿と馬籠宿の中間地点あたりになり、足がパンパンになっていると思いますが、ここからさらに上りの山道が続きます。
- 険しい山道を上って神居木へ
険しい山道になりますが、この辺りは昔ながらの中山道の山道の形状が残っているエリアです。
※中山道の一部は県道整備のため、形状を維持したまま埋蔵保存されています。
熊ベルがあるので、必ず大きな音を鳴らしましょう。
石畳の上り坂を進んでいくと、「天狗の腰かけ」と言われている神居木(かもいぎ)があります。
枝が椅子のように曲がった形をしていて、そこに天狗が腰をかけたという言い伝えがあります。
神居木を見学したら、山道を進んでいきます。
- 一石栃立場茶屋まで山道を進みます
上りの山道を進んでいきますが、足場が悪いところもあるため、気を付けて歩きましょう。
また熊ベルがあるので、大きな音を鳴らします。
この熊ベルは木の棒で鐘を叩くタイプのものでした。
山道を歩き続けると木の橋が見えてきます。
その木の橋を渡ってさらに進むと門が見えてきます。
妻籠宿からひたすら歩き続けて約1時間30分、ついに一石栃立場茶屋に到着しました!
- 一石栃立場茶屋でひと休み
一石栃は昔は7軒ほどの家があったところで、現在は牧野家住宅の1軒のみになっています。
江戸時代後期に建てられた家で大きな土間と囲炉裏がある趣のある家です。
この一石栃立場茶屋ではお茶や飴を無料で振舞ってくれるという、旅人にはとてもありがたい茶屋です。
※募金箱があるのでお茶や飴を頂いた人は募金しましょう。
また、茶屋の前には冷水で冷やされた胡瓜があり、それも無料で食べさせてくれます。
疲れた体には塩をつけて食べる胡瓜が本当に体に染みわたります。
一石栃立場茶屋から馬籠宿までは、標高790メートルの馬籠峠越えがあります。
しっかりと一石栃立場茶屋で休憩して、峠越えをしましょう。
一石栃立場茶屋の牧野さんにお礼を伝えて、また山道を進んでいきます。
以上となります。
今回は中山道ウォーキングの妻籠宿~男滝~女滝~一石栃立場茶屋までの見どころを紹介しました。
次の記事では、一石栃立場茶屋~馬籠峠~県境~馬籠宿までを紹介したいと思います。
それでは、良い一日を!
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