【令和4年度】国内旅行業務取扱管理者試験の過去問を解説・国内旅行実務編

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【令和4年度】国内旅行業務取扱管理者試験の過去問を解説・国内旅行実務編 総合・国内旅行業務取扱管理者

令和4年度の国内旅行業務取扱管理者試験に出題された国内旅行実務の運賃計算問題の過去問解説がなくて、とても困ってる。問題の解き方やポイントを知りたい。

この記事は、そんな疑問に答えます。

この記事は、そんな疑問に答えます。

ツナグ旅では令和4年度の国内旅行業務取扱管理者試験の問題解説を4記事にわたって解説しています。

  1. 旅行業法及びこれに基づく命令
  2. 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
  3. 国内旅行実務(宿泊料金計算、JR運賃計算、国内航空運賃、貸切バス運賃計算)
  4. 国内旅行実務(国内観光地理)

この記事では(3)を解説しています。

こんにちは、ツバサです。

国内旅行業務取扱管理者試験の科目の中で、配点が高い問題が国内旅行実務の運賃計算問題です。

1問4点のため、ケアレスミスが合否を左右するといっても過言ではありません。

運賃計算問題は計算ルールをしっかりと覚えて、運賃計算をする際のルーティンを決めておけば、混乱せずに解きやすくなります。

この記事では、令和4年度の国内旅行業務取扱管理者試験に出題された国内旅行実務の運賃計算問題をわかりやすく解説しています。

過去問にチャレンジしている人は必見です!

この記事を書いている人

ブログ運営者のツバサです。総合旅行業務取扱管理者、国内旅行業務取扱管理者共に全科目受験で同年に1発合格。国内旅行業務取扱管理者の試験は90%の正答率、総合旅行業務取扱管理者の試験では85%の正答率でした。格段にレベルが上がったと言われている2020年度の総合旅行業務取扱管理者の海外旅行実務では200点満点中、自己採点で175点を獲得。

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国内旅行業務取扱管理者試験の解説:国内旅行実務編

令和4年度の国内旅行業務取扱管理者試験に出題された国内旅行実務の運賃計算問題は、JR運賃計算と貸切バスの複合問題が出題されましたが、比較的ストレートな問題が多く、解きやすい問題でした。

それでは、さっそく解説していきます。

※引用:一般社団法人 全国旅行業協会

国内旅行実務の問題①:貸切バス運賃計算

1.貸切バスによる運送に関する以下の各設問について、それぞれ選択肢の中から答を1つ選びなさい。

(1) 次の利用内容で運行する大型車の貸切バス(本設問において、以下「大型バス」という。)に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。

(注1)「一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款」によるものとする。
(注2)大型バスの運賃は、「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について(平成26年3月26日付 関東運輸局長公示)」によるものとする。
(注3)この大型バスの所定運賃は下限額を使用して計算された最低額とする。
(注4)この利用に係る大型バスの運賃の割引はないものとする。
(注5)この利用に係る大型バスの料金は考慮しないものとする。
(注6)選択肢エについて、バス会社は契約責任者の都合による旅行日程の変更を承諾したものとし、かつ、変更後の旅行日程が記載された乗車券について、当該乗車券を所持することなく旅客の乗車を認めたものとする。なお、この運送契約内容の変更回数は選択肢エによる1回のみである。

〈運送契約成立時における大型バスの利用内容〉
● この大型バスは2日にわたる運送で宿泊を伴う利用である。
● この大型バスは旅客の宿泊場所の駐車場に宿泊駐車し、この大型バスの運転者は旅客の宿泊場所に宿泊する。
● この大型バスの2日にわたる運送の走行時間の合計は8時間である。
● この大型バスの2日にわたる運送の走行距離の合計は200キロであり、その走行距離には10キロの回送距離が含まれている。

ア:運転者の宿泊料はバス会社の負担である。
イ:運送契約成立時の利用内容における時間制運賃を求めるための時間は10時間である。
ウ:運送契約成立時の利用内容におけるキロ制運賃を求めるための距離は190キロである。
エ:1日目の運行日当日、契約責任者の都合で、この大型バスの運行行程にある駐車待機時間が1時間延長となる旅行日程の変更が生じ、走行時間の合計が9時間となった。この場合、バス会社は、旅行終了後の精算において、時間制運賃1時間分の運賃を追徴する。

答え:エ

問題①の解説

選択肢アは、運送に関する経費について、一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款第14条にガイド料、有料道路利用料、航送料、駐車料、乗務員の宿泊費等当該運送に関連する費用は、契約責任者の負担とすると定められているため、誤り。

選択肢イは、注意する点は点呼点検時間の加算で1日目に点呼点検2時間、2回目に点呼点検に2時間となり、時間制運賃を求める際は走行時間8時間+点呼点検時間4時間の合計12時間となるため、誤り。

選択肢ウは、キロ制運賃を計算する際、走行距離に回送時間も含めるため、200キロとなり、誤り。

正解の選択肢エは、一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款第19条1号に運行行程の変更その他の事由により、当該運送に係る運賃及び料金に変更を生じたときは、速やかに精算するものとし、その結果に基づいて、運賃及び料金の追徴又は払戻しの措置を講じると定められているため、旅行終了後の精算において、時間制運賃1時間分の運賃を追徴することは正しい。

国内旅行実務の問題②:JR運賃計算&貸切バス運賃計算

(2) 学校教育法による高等学校に通学する学生32人、当該学校の教職員2人、同行する旅行業者1人の計35人によって構成され当該学校の教職員が引率する団体が、次の行程で旅客鉄道会社(JR)の新幹線さくら号と大型車の貸切バス(本設問において、以下「大型バス」という。)を利用する場合の以下の各設問について、資料に基づきそれぞれ選択肢の中から答を1つ選びなさい。

(注1)この団体は、JRによる運送の引受けがされているものとする。
(注2)JR運賃料金の計算にあたり、所定のは数整理はされるものとする。
(注3)「一般貸切旅客自動車運送事業標準運送約款」によるものとする。
(注4)大型バスの運賃は、「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について(平成26年3月26日付 九州運輸局長公示)」によるものとする。
(注5)この団体は、バス会社に対し当該学校の長が発行する証明書を提出しているものとする。
(注6)この利用に係る大型バスの運賃は上限額を使用して計算された最高額とする。
(注7)この利用に係る大型バスの料金は考慮しないものとする。
(注8)この大型バスの運賃計算にあたり、消費税の計算は行わないものとする。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説

〈大型バスの運行行程〉
1:出庫時刻は14時20分
2:車庫から鳥栖市陸上競技場の配車場所までの距離は高速道路を経由して190キロ
3:鳥栖市陸上競技場の配車時刻は17時20分
4:鳥栖市陸上競技場の配車場所から出水駅までの距離は高速道路を経由して190キロ
5:出水駅から車庫まで距離は1キロ
6:帰庫時刻は20時45分

〈資 料〉
● 出水駅から新鳥栖駅までの九州新幹線を経路とする片道普通旅客運賃は3,740円である。
● 出水駅から新鳥栖駅までの九州新幹線の指定席特急料金(通常期)は3,770円である。
● この大型バスの時間制運賃の上限額は1時間あたり6,910円、下限額は1時間あたり4,790円である。
● この大型バスのキロ制運賃の上限額は1キロあたり150円、下限額は1キロあたり100円である。

(1)この団体のJR運賃料金の合計額を求める計算式のうち正しいものはどれか。

(ア)
学生1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×50%) ①
教職員1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×30%) ②
旅行業者1人あたりの運賃:3,740円 ③
学生及び教職員及び旅行業者の1人あたりの料金:3,770円 ④
【(①×32人分)+(②×2人分)+(③×1人分)+(④×35人分)】の計算によって求められる額

(イ)
学生及び教職員の1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×50%) ①
旅行業者1人あたりの運賃:3,740円 ②
学生及び教職員及び旅行業者の1人あたりの料金:3,770円 ③
【(①×34人分)+(②×1人分)+(③×35人分)】の計算によって求められる額

(ウ)
学生1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×50%) ①
教職員及び旅行業者の1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×30%) ②
学生及び教職員及び旅行業者の1人あたりの料金:3,770円 ③
【(①×32人分)+(②×3人分)+(③×35人分)】の計算によって求められる額

(エ)
学生1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×50%) ①
教職員及び旅行業者の1人あたりの運賃:3,740円 ②
学生及び教職員及び旅行業者の1人あたりの料金:3,770円 ③
【(①×(32−1)人分)+(②×3人分)+(③×(35−1)人分)】の計算によって求められる額

答え:ウ

問題②の解説

JR運賃計算と貸切バス運賃計算の複合問題ですが、出題されている内容はJR運賃計算と貸切バス運賃計算が分けられているため、いつも通り運賃計算をしましょう。

まずはJR運賃計算からです。

この問題では団体割引の特急料金の問題が出題、割引率と無賃がポイントです。

前提としては、団体割引は「運賃」のみとなります。そして、無賃の対象者は運賃と料金共に無料となります。

【人数】
学生32人(※高等学校)
学校の教職員2人
同行する旅行業者1人
合計35人

学生団体は学生8人以上とその教職員が引率する団体のため、今回は35名となり、学生団体に該当します。

【学生団体の割引率】※今回は通常期の設定
学生(中学生以上):通年大人運賃の5割引き
教職員:通年3割引き
同行する旅行業者:通年3割引き

【団体割引の運賃】
通常期の特急料金:3,740円
学生:3,740円ー(3,740x50%)
教職員・同行する旅行業者:3,740円ー(3,740円x30%)

この時点で選択肢ア、イ、エが誤りなことがわかります。

念のため、料金(特急料金)も確認します。

【無賃条件】
無賃は31人~50人の構成人員がいれば、1人が無賃(運賃、料金共に)となりますが、対象団体は「普通団体」と「訪日観光団体」のみとなります。「学生団体」は対象外のため、今回35名の構成員ですが、無賃対象外となります。

上記から選択肢ウが正解。

【選択肢ウ】
学生1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×50%) ①
教職員及び旅行業者の1人あたりの運賃:3,740円−(3,740円×30%) ②
学生及び教職員及び旅行業者の1人あたりの料金:3,770円 ③
【(①×32人分)+(②×3人分)+(③×35人分)】の計算によって求められる額

国内旅行実務の問題③:JR運賃計算&貸切バス運賃計算

(2)この大型バスの運賃に関する記述のうち正しいものはどれか。

ア:この大型バスの運賃は、「時間制運賃:6時間×6,910円」、「キロ制運賃:380キロ×150円」として計算した額を合計する。
イ:この大型バスの運賃は、「時間制運賃:8時間×6,910円」、「キロ制運賃:380キロ×150円」として計算した額を合計する。
ウ:この大型バスの運賃は、「時間制運賃: 6時間×6,910円」、「キロ制運賃:390キロ×150円」として計算した額の合計から2割引した額となる。
エ:この大型バスの運賃は、「時間制運賃:8時間×6,910円」、「キロ制運賃:390キロ×150円」として計算した額の合計から2割引した額となる。

答え:エ

問題③の解説

続いて、貸切バス運賃計算です。

〈大型バスの運行行程〉
1:出庫時刻は14時20分
2:車庫から鳥栖市陸上競技場の配車場所までの距離は高速道路を経由して190キロ
3:鳥栖市陸上競技場の配車時刻は17時20分
4:鳥栖市陸上競技場の配車場所から出水駅までの距離は高速道路を経由して190キロ
5:出水駅から車庫まで距離は1キロ
6:帰庫時刻は20時45分

まずはルートや時間を図にするとわかりやすいです。

ここでの注意点は点呼点検時間を忘れないことです。出庫前に1時間、帰庫後に1時間が加算されます。

図解から時間は8時間25分、距離は381kmになります。
貸切バスの運賃計算の際の時間と距離の端数処理をします。

【端数処理のルール】
走行時間:30分未満→切り捨て、30分以上→1時間に切り上げ
走行距離:10キロ未満→10キロに切り上げ

端数処理後は走行時間が8時間、走行距離が390㎞となります。

上記から正解は選択肢エとなります。

国内旅行実務の問題④:フェリー航送運賃

2.フェリーによる運送に関する次の記述のうち、誤っているものをつ選びなさい。

(注1)「海上運送法第9条第3項の規定に基づく標準運送約款(フェリーを含む一般旅客定期航路事業に関する標準運送約款)」によるものとする。
(注2)年齢は乗船日現在とする。

ア:4.8mの自動車を運送する自動車航送運賃が10,000円、2等船室の旅客運賃が大人1,000円、1等船室の旅客運賃が大人2,000円のフェリーに、当該自動車1台と当該自動車の運転者と大人の同乗者1人の計2人が1等船室に乗船する場合、この乗船に係る運賃の合計額は14,000円である。
イ:旅客が、入鋏前の指定便に係る乗船券について、当該指定便の発航前に払戻しの請求をした場合、フェリー会社は約款で別に定める事項に該当する場合を除き、約款で定める額の範囲内においてフェリー会社が定める額の手数料を申し受ける。
ウ:750ccの自動二輪車を運送する特殊手荷物運賃が5,000円、2等船室の旅客運賃が大人1,000円のフェリーに、当該自動二輪車1台と当該自動二輪車の運送申込人と大人の同乗者1人の計2人が2等船室に乗船する場合、この乗船に係る運賃の合計額は7,000円である。
エ:指定制座席の2等船室の旅客運賃が大人1,000円、小児500円のフェリーに、大人1人と5歳と1歳の小児の計3人が当該2等船室の座席2席を使用して乗船する場合、この乗船に係る運賃の合計額は1,500円である。

答え:ア

問題④の解説

選択肢アは、1等船室を利用するため、次の計算となります。

【運転者】
自動車航送運賃(2等船室):10,000円
1等船室の差額:1,000円(2,000円ー1,000円)
合計:11,000円

【同乗者】※大人
1等船室:2,000円

総合計:13,000円(11,000円+2,000円)

上記から、選択肢アが誤り。

選択肢イは、指定便の発航前の払戻しの請求は払戻手数料が必要となります。

発航日の7日前まで:200円

発航日の6日前~2日前:10%(最低額200円)

発航日の前日から発行時刻まで:30%(最低額200円)

選択肢ウは、2等船室を利用するため、次の計算となります。

【運送申込人】
2等船室:1,000円
特殊手荷物運賃:5,000円

【同乗者】※大人
2等船室:1,000円

合計:7,000円(1,000円+5,000円+1,000円)

選択肢エは、子供の条件は1歳未満の小児は無料、大人に同伴される1歳以上の小学校に就学していない小児は大人1人につき小児1人まで無料となるため、次の計算となります。

大人:1,000円
5歳:500円
1歳:無料
合計:1,500円(1,000円+500円)

国内旅行実務の問題⑤:宿泊料金

3.宿泊に関する次の記述のうち、資料に基づき、誤っているものを1つ選びなさい。

(注1)モデル宿泊約款によるものとする。
(注2)入湯税及び宿泊税は課税されないものとする。
(注3)選択肢アは、宿泊客に違約金の支払義務がある宿泊契約とする。
(注4)選択肢イは、宿泊客に追加料金は発生していないものとする。
(注5)選択肢ウは、宿泊施設が時間外の客室の使用に応じたものとする。
(注5)選択肢ウは、サービス料及び消費税の計算を行わないものとする。
(注6)選択肢エは、宿泊契約が成立したとき、宿泊施設は指定期日までに申込金の支払いを宿泊客に求めるものとする。

〈資 料〉
この設問における宿泊施設は、以下のとおりに定めている。

● 旅館の場合
基本宿泊料:大人1人あたり1泊2食付20,000円
サービス料:10%
消費税:10%
宿泊契約解除の通知を受けた日が宿泊日の3日前であるときの違約金の比率:10%
宿泊契約解除の通知を受けた日が宿泊日の前々日であるときの違約金の比率:20%
宿泊契約解除の通知を受けた日が宿泊日の前日であるときの違約金の比率:30%

● ホテルの場合
基本宿泊料:ツインルーム(定員2名)1室あたり20,000円
チェックアウト:午前10時

ア:この旅館の宿泊日が9月7日・8日・9日の3日である大人1人の宿泊客が、当該宿泊客の都合により9月6日に9月7日・8日の2日の宿泊契約の解除をこの旅館に申し出た。この旅館は、当該宿泊客から10,000円の違約金を申し受ける。
イ:この旅館に大人1人と大人に準じる食事と寝具等の提供を伴う10歳の小学生の子供人が1泊するとき、この宿泊客が支払うべき宿泊料金等の総額は41,140円である。
ウ:宿泊客が、このホテルのツインルームを午後2時まで使用したとき、このホテルは時間外の客室の使用に係る追加料金として10,000円申し受ける。
エ:このホテルのツインルームに、宿泊客と宿泊期間を2日とする宿泊契約が成立したとき、このホテルは申込金を20,000円とすることができる。

答え:ア

問題⑤の解説

選択肢アは、契約日数が短縮した場合は、短縮した日数に関わりなく、宿泊業者は短縮した日数のうち、初日の1泊分のみ違約金の対象となります。

今回も問題では9月7日から3泊する宿泊契約のうち、9月8日と9月9日の2泊分を9月6日に契約解除するため、「宿泊契約解除の通知を受けた日が宿泊日の前日であるときの違約金の比率:30%」の対象となります。

20,000円x30%=6,000円

上記から違約金は6,000円となるため、誤りとなります。

選択肢イは、大人1人と大人に準じる食事と寝具等の提供を伴う10歳の小学生の子供が1人が1泊するときの計算は次の通りです。

【基本料金】
大人:20,000円
子供(大人料金の70%):14,000円(20,000円x70%)
合計:34,000円

【サービス料】
34,000円x10%=3,400円

【消費税】
(基本料金34,000円+サービス料3,400円)x10%=3,740円

【総合計】
基本料金34,000円+サービス料3,400円+消費税3,740円=41,140円

選択肢ウは、客室の使用時間のルールは次の通りです。

超過3時間まで:客室料金の3分の1
超過6時間まで:客室料金の2分の1
超過6時間以上:客室料金の100%

チェックアウトが午前10時に対して、午後2時まで客室を利用した場合、超過時間は4時間となるため、客室料金の2分の1の追加料金が必要となります。

20,000円x50%=10,000円

選択肢エは、宿泊契約の申込金は宿泊期間(3日を超えるときは3日間)の基本宿泊料を限度としてホテルが定める申込金と宿泊約款に定められているため、宿泊期間を2日とした場合、1泊分または2泊分の申込金の設定が可能となるため、20,000円の申込金設定は正しい。

国内旅行実務の問題⑥:JR運賃計算・乗継割引

4.旅客鉄道会社(JR)に関する以下の各設問について、それぞれ選択肢の中から答を1つ選びなさい。

(1) 乗継割引に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(注1)乗車に必要な乗車券類は、いずれも最初の列車の乗車前に全て同時に購入するものとする。
(注2)それぞれの列車の乗車区間内では途中下車しないものとする。
(注3)選択肢ア、イの乗車日は2日にまたがり、選択肢ウ、エの乗車日は1日とする。
(注4)選択肢ア、イ、エの列車は全て普通車指定席を利用するものとする。
(注5)選択肢ウに記載する金額は、記載の利用座席における大人の特急料金の額を示している。

ア:特急「いなほ」の特急料金に乗継割引が適用される。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説

イ:乗継割引が適用される列車はない。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説

ウ:新幹線「つるぎ」の特急料金に乗継割引が適用される。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説

エ:特急「しまんと」の特急料金に乗継割引が適用される。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説答え:ウ

問題⑥の解説

選択肢ウは、乗継割引は在来線特急料金が半額になるため、新幹線の特急料金は乗継割引の対象とはならないため、誤り。

補足:新幹線つるぎは富山~金沢間を運行する新幹線です。

選択肢アは、上越新幹線で乗継割引対象駅となるのは新潟駅と長岡駅となるため、乗継割引の対象。また、在来線特急から新幹線へ翌日乗り継ぐ場合も乗継割引の対象となる。そのため、特急いなほは乗継割引が適用される。

選択肢イは、品川駅は乗継割引対象外の駅となるため、乗継割引の対象の列車はなしとなる。

選択肢エは、新幹線で岡山駅へ、岡山駅から坂出駅または高松駅まで普通列車または快速列車を利用して在来線特急に乗り継ぐ場合は乗継割引の対象となる。

国内旅行実務の問題⑦:JR運賃計算・乗車券の運賃計算

(2) 次の経路による行程で大人1人が乗車する場合について、各設問に該当する答を、それぞれの選択肢の中から1つ選びなさい。

(注1)この行程の乗車に必要な乗車券類は、最初の列車の乗車前に全て購入するものとする。
(注2)6月9日の新大阪駅では新幹線の改札口を出ないで、「のぞみ」に乗り継ぐものとする。
(注3)この行程において途中下車となる駅は湯田温泉駅と出雲市駅である。
(注4)山口線は地方交通線である。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説

① 運賃の額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

ア:運賃は、「591.4キロ+213.5キロ+26.1キロ」の計算距離による額となる。
イ:運賃は、「591.4キロ+221.9キロ+26.1キロ」の計算距離による額となる。
ウ:運賃は、「596.8キロ+213.5キロ+26.1キロ」の計算距離による額となる。
エ:運賃は、「596.8キロ+221.9キロ+26.1キロ」の計算距離による額となる。

答え:エ

問題⑦の解説

運賃の計算は、運賃計算キロがある場合はその距離を使って計算します。

米原駅から湯田温泉駅:596.8キロ
湯田温泉駅から出雲市駅:221.9キロ
出雲市駅から玉造温泉駅:26.1キロ

正解は選択肢エとなります。

補足として、米原駅から玉造温泉駅までに湯田温泉駅と出雲市駅で2回途中下車していますが、今回の乗車券は営業キロの合計が800㎞以上あるため、乗車券の有効期間は6日間となります。

591.4㎞+213.5㎞+26.1㎞=831㎞
831㎞を切り上げて1000㎞
1000㎞÷200㎞+1日=6日間

そのため、乗車券は米原駅から玉造温泉駅までの1枚となり、後戻りしない限り、何回でも途中下車ができます。

国内旅行実務の問題⑧:JR運賃計算・特急券の運賃計算

② 6月9日の特急料金の額について、資料に基づき、正しいものをつ選びなさい。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説

ア:5,490円+(5,470円−5,150円)−530円=5,280円
イ:5,490円+(5,470円−5,150円)−200円=5,610円
ウ:3,060円−530円−200円=2,330円ーーー①
5,470円−200円=5,270円ーーー②
①+②=7,600円
エ:3,060円−530円=2,530円ーーー①
5,470円−200円=5,270円ーーー②
①+②=7,800円

答え:イ

問題⑧の解説

時期は閑散期、米原駅から新大阪駅までは「こだま」の普通車自由席、新大阪駅から新山口駅までは「のぞみ」の普通車指定席を利用しています。

下り+下りで改札を出ない乗り継ぎのため、通しの特急料金の計算ができます。

自由席と指定席を利用している場合は、上級席の指定席として全区間を計算、その後、「のぞみ」の区間の差額代金を加算します。

米原駅から新山口駅の指定席特急料金:5,490円
新大阪駅から新山口駅の「のぞみ」の差額代金:5,470円ー5,150円=320円
指定席利用で閑散期のため「-200円」
特急料金合計:5,490円+320円-200円=5,610円

正解は選択肢イとなります。

国内旅行実務の問題⑨:JR運賃計算・特急券

③ 6月10日の特急券に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

ア:この行程の特急列車に乗車するには、「湯田温泉駅から出雲市駅まで213.5キロによる特急券」と「出雲市駅から玉造温泉駅まで26.1キロによる特急券」の2枚が必要である。
イ:この行程の特急列車に乗車するには、「湯田温泉駅から出雲市駅まで221.9キロによる特急券」と「出雲市駅から玉造温泉駅まで26.1キロによる特急券」の2枚が必要である。
ウ:この行程の特急列車に乗車するには、「湯田温泉駅から出雲市駅までの213.5キロと出雲市駅から玉造温泉駅までの26.1キロを通算した239.6キロによる特急券」の1枚が必要である。
エ:この行程の特急列車に乗車するには、「湯田温泉駅から出雲市駅までの221.9キロと出雲市駅から玉造温泉駅までの26.1キロを通算した248.0キロによる特急券」の1枚が必要である。

答え:ア

問題⑨の解説

この問題のポイントは、①特急券は営業キロで計算する、②異なる特急列車に乗車している(途中下車もあり)です。

【特急スーパーおき】
湯田温泉駅から出雲市駅:営業キロ213.5キロ

【特急スーパーまつかぜ】
出雲市駅から玉造温泉駅:営業キロ26.1キロ

上記から選択肢アが正解となります。

国内旅行実務の問題⑩:JR運賃計算・払戻手数料

(3) 次のJR券の取り扱いについて、各設問に該当する答を、それぞれの選択肢の中から1つ選びなさい。

(注1)このJR券の購入、変更、払いもどしは、JRの駅で指定券を発売している時間内に行うものとする。
(注2)このJR券は現金で購入したものとする。
(注3)このJR券は1回も変更されていないものとする。
(注4)設問(2)アは利用列車の変更とし、このJR券と同一区間を乗車し、グリーン車を利用するものとする。
(注5)設問(2)イを除き、本設問における変更、払いもどしは使用開始前で有効期間内に行うものとする。
(注6)設問(2)イを除き、本設問における変更、払いもどし、指定列車の乗り遅れは旅客の都合によるものとする。

国内旅行業務取扱管理者 過去問 解説

① このJR券を3月18日に払いもどす場合の払いもどし手数料の額に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

ア:乗車券の払いもどし手数料は不要、特急券の払いもどし手数料は不要、グリーン券の払いもどし手数料は390円である。
イ:乗車券の払いもどし手数料は不要、特急券の払いもどし手数料は520円、グリーン券の払いもどし手数料は不要である。
ウ:乗車券の払いもどし手数料は220円、特急券の払いもどし手数料は不要、グリーン券の払いもどし手数料は390円である。
エ:乗車券の払いもどし手数料は220円、特急券の払いもどし手数料は520円、グリーン券の払いもどし手数料は不要である。

答え:ウ

問題⑩の解説

乗車券・特急券・グリーン券が含まれている場合の前日に払戻す場合のルールは、次の通りです。

乗車券:使用開始前で有効期間内であれば払戻手数料は220円
特急券:前日から出発時刻までは料金の30%(最低額340円)
グリーン券:前日から出発時刻までは料金の30%(最低額340円)

ただし、乗車券・特急券・グリーン券が1枚で発行されている場合は、乗車券とグリーン券のみが手数料の対象となります。

【払戻手数料】
乗車券:220円
特急券:なし
グリーン券:1,300円x30%=390円

上記から正解は選択肢ウとなります。

国内旅行実務の問題⑪:JR運賃計算・運賃規則

② このJR券の取り扱いに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

ア:この列車の小倉駅出発時刻までに、3月19日に出発する「のぞみ号」に変更する場合、「のぞみ号」と「さくら号」の特急料金の差額の支払いが必要である。
イ:この列車の小倉駅出発後、JR会社の都合により博多駅到着時刻が3月19日の午前10時10分となった。この場合、特急料金1,760円とグリーン料金1,300円の合計3,060円が返金される。
ウ:この列車に乗り遅れた場合、特急券及びグリーン券は無効となり払いもどしされない。
エ:この列車のグリーン券は2月19日の午前10時から発売する。

答え:イ

問題⑪の解説

選択肢イは、特急列車または急行列車が所定の到着時間より2時間以上遅延した場合は、特急料金・急行料金が全額払い戻しとなるため、今回の場合は特急料金1,760円が全額払い戻しとなります。

乗車券の運賃は乗車した対価、グリーン料金はグリーン車のアップグレードした座席や施設を利用した対価となるため、払戻し対象とはなりません。

上記から選択肢イは誤りとなります。

選択肢アは、問題⑧と同じように「のぞみ」を利用する際は特急料金の差額が必要になるため、正しい。

選択肢ウは、指定席特急券、グリーン券、寝台券、指定席券は、指定された列車の発車時刻を過ぎると無効となり、払戻しができないため、正しい。

選択肢エは、指定席券の販売は始発駅を出発する日の1か月前の日の午前10時から発売となるため、2月19日の午前10時となり、正しい。

国内旅行実務の問題⑫:国内旅客運送約款・全日空

5.全日本空輸の国内線において、次の航空便を利用する場合における各設問に該当する答を、選択肢の中からそれぞれ1つ選びなさい。

<利用する航空便>
令和4年8月1日(月) 羽田空港(14:20発)=== 福岡空港(16:05着) ANA257便

(1) 座席予約の変更、座席予約の取消し、航空券の払戻しに関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(注1)旅客が所持する航空券は、利用する航空便の該当運賃での座席予約がなされているものとする。
(注2)座席予約の変更を行う場合において、変更の申出時点における変更先の航空便の該当座席に空席があるものとする。
(注3)座席予約の変更、座席予約の取消し、航空券の払戻しは、旅客の都合によるものとし、その申出は、航空会社の事業所の営業時間内に行うものとする。
(注4)航空券の払戻しは、当該航空券の払戻期間内に行うものとする。

ア:ANA SUPER VALUE 55(ANAスーパーバリュー55)を適用した航空券を所持する旅客が、搭乗当日、羽田空港において利用する航空便の、プレミアムクラスへの座席予約の変更を申し出た。この場合、プレミアムクラスに空席があるときは、所定の追加代金を収受して座席予約を変更することができる。
イ:ANA VALUE(ANAバリュー)を適用した航空券を所有する旅客が、令和4年8月1日(月)の13時00分にANA257便の予約の取消しを行った。この場合、取消手数料は、運賃の約5パーセント相当額である。
ウ:小児運賃を適用した航空券を所持する旅客が、搭乗当日の出発時刻までに座席予約を取り消し当該航空券の払戻しを申し出た。この場合、小児運賃の収受額の全額が払い戻され、払戻手数料及び取消手数料は不要である。
エ:ANA VALUE 1(ANAバリュー1)を適用した航空券を所持する旅客が、座席予約を取り消すことなく令和4年8月2日(火)に当該航空券の払戻しを申し出た。この場合における取消手数料は旅客施設使用料を除く運賃の全額である。

答え:ウ

問題⑫の解説

選択肢ウは、全日空の小児運賃を取消して払戻す場合、次の規定となる。

出発前:払戻手数料のみ
出発後:払戻手数料+運賃の約20%相当額の取消手数料

今回は出発時刻までに取消しているため、払戻手数料のみ必要となる。

上記から選択肢ウは、誤り。

選択肢アは、ANAスーパーバリュー55は航空券の名義および予約の変更はできない、また搭乗当日、出発空港において空席がある場合でも便の変更はできないというのが運賃規則になりますが、搭乗当日、出発空港にてプレミアムクラスに空席がある場合、追加料金を支払うことで変更が可能となるため、正しい。

選択肢イは、ANAバリューを出発前に取消した場合、払戻手数料+運賃の約5%相当額の取消手数料が必要となるため、取消手数料は運賃の約5パーセント相当額となり、正しい。

選択肢エは、ANAバリュー1の出発後の払戻しは運賃の100%相当額の取消手数料となり、旅客施設使用料(PFC)のみ返金となるため、正しい。

国内旅行実務の問題⑬:国内旅客運送約款・全日空

(2) 座席予約の販売期間、航空券の購入期限に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

ア:ANA SUPER VALUE 75(ANAスーパーバリュー75)を適用する座席予約の申込みは、搭乗日の75日前である令和4年5月18日(水)より受け付ける。
イ:プレミアム運賃を適用する座席予約の販売期間は、令和4年7月31日(日)までである。
ウ:ANA VALUE PREMIUM 3(ANAバリュープレミアム3)を適用して、令和4年7月29日(金)に座席予約の申込みを行った。この場合の航空券の購入期限は、令和4年7月30日(土)である。
エ:ANA FLEX(ANAフレックス)を適用して、令和4年7月30日(土)に座席予約の申込みを行った。この場合の航空券の購入期限は、搭乗当日の14時00分である。

答え:エ

問題⑬の解説

選択肢エは、ANA FLEXを搭乗日2日前から当日までに購入した場合、購入期限は出発の20分前までとなるため、正しい。

選択肢アは、ANAスーパーバリュー75の予約期限は搭乗日355日前から75日前までとなるため、誤り。

選択肢イは、プレミアム運賃の予約期限は当日まで可能なため、誤り。

選択肢ウは、ANAバリュープレミアム3を搭乗日の3日前までに予約した場合、購入期限は予約日を含めて3日以内となり、7月31日が期限となるため、誤り。

国内旅行業務取扱管理者試験の国内旅行実務のよくある質問

Q
令和4年度の国内旅行業務取扱管理者試験の国内旅行実務ではどんな運賃計算問題が出題されましたか?
A

国内旅行実務の問題①:貸切バス運賃計算
国内旅行実務の問題②:JR運賃計算&貸切バス運賃計算
国内旅行実務の問題③:JR運賃計算&貸切バス運賃計算
国内旅行実務の問題④:フェリー航送運賃
国内旅行実務の問題⑤:宿泊料金
国内旅行実務の問題⑥:JR運賃計算・乗継割引
国内旅行実務の問題⑦:JR運賃計算・乗車券の運賃計算
国内旅行実務の問題⑧:JR運賃計算・特急券の運賃計算
国内旅行実務の問題⑨:JR運賃計算・特急券
国内旅行実務の問題⑩:JR運賃計算・払戻手数料
国内旅行実務の問題⑪:JR運賃計算・運賃規則
国内旅行実務の問題⑫:国内旅客運送約款・全日空
国内旅行実務の問題⑬:国内旅客運送約款・全日空

Q
令和4年度の国内旅行業務取扱管理者試験の国内旅行実務に出題された運賃計算問題の配点は何点でしたか?
A

令和4年度の国内旅行業務取扱管理者試験の国内旅行実務の科目では、運賃計算問題が13問出題されました。1問4点で13問、合計52点分ありました。

Q
国内旅行実務の運賃計算問題の勉強のコツはありますか?
A

運賃計算問題は、問題を見た時にパニックになる受験生がたくさんいますが、難しく見える問題でも運賃計算ルールは同じです。そのため、運賃計算をする際の手順を自分で決めて、それに沿って運賃計算するといつも通り問題を解くことができます。