【JR運賃計算編③】総合旅行業務取扱管理者の合格への道!

【JR運賃計算編③】総合旅行業務取扱管理者の合格への道!総合旅行業務取扱管理者

総合旅行業務取扱管理者の資格試験に出題されるJR運賃計算が難しい。。。特に本州から四国や九州に行ったり、本州から北海道に行ったりする場合の運賃計算がとても複雑。何かポイントはあるのかな。

この記事は、そんな疑問に答えます。

本記事の内容
  • 総合旅行業務取扱管理者:JR運賃計算編③

こんにちは、ツバサです。

JR運賃計算編①JR運賃計算編②では、総合旅行業務取扱管理者の試験に出題されるJR運賃計算の基本的なポイントを解説してきました。

このJR運賃計算編③では、本州と北海道、四国、九州のエリアをまたがる乗車ルートの場合の少し複雑な運賃計算のポイントを解説したいと思います。

1回読んで理解できない場合は、2度、3度読むと理解ができるようになります。

あとは過去問などをたくさん解いていけば覚えることができます。

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総合旅行業務取扱管理者:JR運賃計算編③

JR運賃計算編②では、本州内や四国内などのエリア内での運賃計算を解説しました。

このJR運賃計算③では、本州から四国や九州、北海道へと乗車ルートがまたがってしまう場合の運賃計算方法を解説します。

非常に重要な境界駅

まず、実際の運賃計算の解説の前にエリアをまたぐ場合の境界になる駅がどこの駅になるのかを覚えなければなりません。

運賃計算時の境界駅
  • 本州と北海道の境界駅: 新青森
  • 本州と四国の境界駅: 児島
  • 本州と九州の境界駅: 下関(在来線利用の場合)
  • 本州と九州の境界駅: 小倉
    (小倉から又は小倉まで新幹線利用の場合)
  • 本州と九州の境界駅: 博多
    (博多から又は博多まで新幹線利用の場合)

これは丸暗記しましょう!場所のイメージは次の通りです。

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

ここで注意が必要なことは、本州と九州の境界駅が下関駅、小倉駅、博多駅の3パターンあるということです。

この3つの境界駅は利用する電車の種類利用する駅によって異なります。

エリアがまたがる際の基本計算方法

本州と北海道、四国、九州に乗車ルートがまたがる場合の計算方法は基本的には次のようになります。

エリアがまたがる計算方法
  • 基準額+加算額
  • 基準額とは全区間のキロ数をもとに計算する。
  • 基準額は本州3社の幹線の運賃表を使う。
  • 加算額とは境界駅から北海道、四国、九州内にある駅までのキロ数をもとに計算する。
  • 加算額は北海道、四国、九州のそれぞれの加算額表を使う。

実際に例を挙げながら説明した方がわかりやすいため、いくつか例を挙げます。

幹線の乗車ルートの場合(本州&四国)

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

これは本州の岡山駅から四国の高松駅までの乗車ルートです。

まず、この乗車ルートを見た時に「児島」という言葉に反応しなければなりません。「児島」が入っているということは「境界駅を含んでいる」、つまり「基準額+加算額の計算になる」という意識を持たなければなりません。

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

基準額を確認するためには、全区間のキロ数をまず計算します。

営業キロ 27.8km + 営業キロ 44.0km = 71.8km

端数を切り上げるため、71.8km ⇒ 72km

基準額は本州3社の幹線の運賃表を使うため、72kmの場合は1340円(改定後のきっぷの運賃を参照)となります。

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

続いて、加算額を確認します。

加算額は境界駅から四国内にある駅までのキロ数をもとに計算し、四国の運賃表を確認します。

境界駅の児島駅から四国内の高松駅までの距離は44kmとなります。

四国の加算額表を確認すると、41~45kmに当たるため、加算額は210円となります。

基準額 1340円 + 加算額 210円 = 運賃 1550円 となります。

もし小児運賃を求める場合は、基準額+加算額を計算した後に50%を掛けて10円未満を切り捨てます。

基準額 1340円 + 加算額 210円 = 運賃 1550円

運賃 1550円の50% = 775円 ⇒ 10円未満切り捨てのため770円

幹線の乗車ルートの場合(本州&北海道)

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

これは本州から在来線と新幹線を使って仙台から函館まで行く乗車ルートです。

この乗車ルートを見た時に「新青森」という言葉に反応しなければなりません。「新青森」が入っているということは「境界駅を含んでいる」、つまり「基準額+加算額の計算になる」という意識を持たなければなりません。

こういった複雑そうに見える乗車ルートの場合、まずは境界駅が含まれていると疑った方がよいです。

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

それでは基準額から計算します。全区間のキロ数は、

営業キロ 361.9km + 営業キロ 148.8km + 営業キロ 17.9km = 528.6km

端数を切り上げるため、528.6km ⇒ 529km

基準額は本州3社の幹線の運賃表を使うため、529kmの場合は8580円(改定後のきっぷの運賃を参照)となります。

続いて、加算額の計算をします。

加算額は境界駅の「新青森」から北海道内のキロ数をもとに計算します。

営業キロ 148.8km + 営業キロ 17.9km = 166.7km

端数を切り上げるため、166.7km ⇒ 167km

北海道の加算額表を確認すると、121~180kmに当たるため、加算額は550円となります。

基準額 8580円 + 加算額550円 = 運賃9130円 となります。

※ここでは「運賃」となるため、乗車券のみの計算です。

幹線の乗車ルートの場合(本州&九州)*在来線利用

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

これは本州から在来線を使って久留米まで行く乗車ルートです。

この乗車ルートを見た時に「下関」という言葉に反応しなければなりません。「下関」が入っているということは「境界駅を含んでいる」、つまり「基準額+加算額の計算になる」という意識を持たなければなりません。

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

まずは基準額から計算すると、全区間のキロ数は、

営業キロ 86.7km + 営業キロ 79.0km + 営業キロ 35.7km = 201.4km

端数を切り上げるため、201.4km ⇒ 202km

基準額は本州3社の幹線の運賃表を使うため、202kmの場合は3740円(改定後のきっぷの運賃を参照)となります。

続いて、加算額の計算をします。

加算額は境界駅の「下関」から九州内のキロ数をもとに計算します。

営業キロ 79.0km + 営業キロ 35.7km = 114.7km

端数を切り上げるため、114.7km ⇒ 115km

九州の加算額表を確認すると、101~120kmに当たるため、加算額は190円となります。

基準額 3740円 + 加算額190円 = 運賃3930円 となります。

九州については、下関駅が境界駅となる在来線利用以外に小倉駅利用の新幹線、博多駅利用の新幹線のイレギュラーなケースもあります。

もう一度、本州から九州にまたがる場合のルールを復習しましょう。

本州と九州の境界駅
  • 本州と九州の境界駅: 下関(在来線利用の場合)
  • 本州と九州の境界駅: 小倉
    (小倉から又は小倉まで新幹線利用の場合)
  • 本州と九州の境界駅: 博多
    (博多から又は博多まで新幹線利用の場合)

それでは、まずは小倉駅を利用した新幹線のパターンを見ていきましょう。

幹線+地方交通線の乗車ルートの場合(本州&九州)*小倉駅

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

これは新大阪から新幹線を使って小倉まで行き、在来線で一本松まで行く乗車ルートです。城野から一本松まではローカル路線となっており、地方交通線扱いとなっています。

この乗車ルートを見た時にまず気付かないといけないことは「小倉」という境界駅があるということです。「小倉」が入っているということは「基準額+加算額の計算になる」ということになります。

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

まずは基準額を計算していきます。

運賃計算キロ 559.5km + 営業キロ 6.1km + 擬制キロ 27.5km = 593.1km

端数を切り上げなければいけないため、594kmとなります。

基準額は本州3社の幹線の運賃表を使うため、594kmの場合は9460円(改定後のきっぷの運賃を参照)となります。

続いて、加算額を計算します。

加算額は境界駅の「小倉」から九州内の駅までのキロ数が対象となります。

営業キロ 6.1km + 擬制キロ 27.5km = 33.6km

端数を切り上げると34kmとなります。

九州の加算額表を確認すると、31~35kmに当たるため、加算額は70円となります。

基準額 9460円 + 加算額70円 = 運賃9530円 となります。

勘が良い人は気付いたかもしれませんが、新大阪から小倉間は山陽新幹線を使っていますが、通常であれば営業キロのみの記載のはずと思ったかもしれません。
山陽新幹線は特殊区間があり、岩国~櫛ヶ浜の区間は新幹線であっても地方交通線扱いになっているのです。そのため、新大阪から小倉まで行った場合、実際は幹線+地方交通線+幹線という乗車ルートになっており、それらを合算して運賃計算キロとなっています。

幹線+地方交通線の乗車ルートの場合(本州&九州)*博多駅

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

本州と九州にまたがる乗車ルートの場合、新幹線利用の場合は小倉駅以外にも「博多駅」も境界駅になります。

そのため、本州と九州をまたぐ乗車ルートで新幹線利用の場合、「博多」が含まれている旅程に関しては、境界駅が含まれているということに気付かなければなりません。

総合旅行業務取扱管理者 運賃計算

まずは基準額から計算していきます。

運賃計算キロ 285.1km + 営業キロ 35.7km + 擬制キロ 109km = 429.8km

端数を切り上げなければいけないため、430kmとなります。

基準額は本州3社の幹線の運賃表を使うため、430kmの場合は7150円(改定後のきっぷの運賃を参照)となります。

続いて、加算額を計算します。

加算額は境界駅の「博多」から九州内の駅までのキロ数が対象となります。

営業キロ 35.7km + 擬制キロ 109km = 144.7km

端数を切り上げると145kmとなります。

九州の加算額表を確認すると、121~180kmに当たるため、加算額は220円となります。

基準額 7150円 + 加算額220円 = 運賃7370円 となります。

以上となります。

JR運賃計算編③では、エリアがまたがる時の運賃計算や境界駅について解説しました。JR運賃計算④ではさらに複雑な乗車ルートの運賃計算をわかりやすく解説していきます。

それでは、良い一日を!