中山道の木曽路ルートの中で一番人気のある妻籠宿について詳しく知りたいな。観光の見どころはどんなところなんだろう。
この記事は、そんな疑問に答えます。
ツナグ旅では中山道の人気の木曽路ルートを5記事にわたって紹介しています。
この記事では(2)を紹介しています。
こんにちは、ツバサです。
中山道ウォーキングをしてみて1番良かったのは「妻籠宿」です。
山々に囲まれたところに江戸時代のノスタルジックな雰囲気が残っていて、本当にタイムスリップしたような感覚になりました。
今までの旅の中でも本当に印象に残ったところです。
そんな妻籠宿について、実際に立ち寄ったところを詳しく紹介したいと思います。
妻籠宿のおすすめの見どころと観光所要時間
妻籠城跡から見えた妻籠宿は、山間部にあるノスタルジックな宿場町の雰囲気がすでにありました。
その時はすごい所を目指して歩いてるんだなという感覚でした。
昭和51年(1976年)に日本の文化財保護法に基づいて、初めて「重要伝統的建造物群保存地区」が指定されましたが、7ヶ所あるうちの1つが「妻籠宿」でした。
妻籠宿に着くとコンクリートの通りの道を除けば、江戸時代の町並みがそのまま残っています。
妻籠宿の見どころと観光の目安の時間は次の通りです。
- 高札場:2分
- 脇本陣奥谷(林家):15分
- 歴史資料館:25分~30分
- 妻籠宿本陣:15分
- 妻籠観光協会:2分
- 寺下の町並み:10分
- 軽食:20分~30分
それでは、妻籠宿の見どころを順番に見ていきましょう。
妻籠宿の散策
- 地蔵沢橋を渡ります
地蔵沢橋を渡ると妻籠宿の中心部に入ります。
地蔵沢橋を渡った後には、右手には高札場、左手には水車があります。
- 小腹がすいていたらお蕎麦や三平餅を食べよう
妻籠宿に到着するころにはもうお昼の時間です。
妻籠宿から馬籠宿までは8キロの道のりで途中に食べるところはないので、お蕎麦や三平餅などを食べておくことをおすすめします。
妻籠宿にある「やまぎり食堂」の外観も昔ながらの雰囲気があります。
- 妻籠宿の道を歩いて行きます
妻籠宿の道を歩いて行くと真っすぐに伸びる道がとてもきれいです。
時間帯によっては人通りも少なく、写真映えする道です。
- 脇本陣奥谷(林家)と歴史資料館を見学します。
妻籠宿の中心には脇本陣奥谷(林家)と歴史資料館があります。
脇本陣奥谷(林家)には妻籠宿の写真の中でも有名な囲炉裏があるところで、窓から指す光が幻想的で今の時代とは思えない写真を撮ることができます。
明治10年に総檜造りの建物に建て替えられており、それが現在の建物となっています。
本陣と脇本陣の違いとは?「本陣」は宿場町の中で一番格式の高い宿泊施設で大名や公家などが利用していました。
「脇本陣」はその次に格式の高い宿泊施設で、参勤交代などの時に本陣だけでは足りない時に使われた予備の建物です。大名などが宿泊していない時は一般客も宿泊できたと言われています。併設されている歴史資料館には、妻籠宿の成り立ちの歴史や当時の郷土品が展示されています。
歴史資料館の入口を入ったところに大きな「車付長持(くるまつきながもち)」があります。
幕末の1861年、孝明天皇の妹・和宮(かずのみや)が当時の将軍だった徳川家重に降嫁しました。
その際、妻籠宿で昼食を取って三留野塾で宿泊した際に林家がこの車付長持を拝領しました。
相当な大きさと重さの車付長持なため、峠の多い木曽路に備えて置いていったものと言われています。
中山道=姫街道当時、東海道では大井川が度々氾濫して長期間にわたり川止め(立ち往生)することが多かったため、京都の宮中から将軍家に嫁ぐ際、峠があるものの川止めのない中山道を使うことがよくありました。そのため、姫街道を呼ばれています。
- 妻籠本陣を見学します
脇本陣林家の斜め向かいに妻籠宿本陣があります。
※妻籠宿本陣は復元された建物です。
門から建物まで緩やかな坂になっていて、格式の高い建物なのがわかります。
建物内も天井が高く、とても広々とした作りになっています。
土間の横には囲炉裏があり、畳の間も30畳前後はある作りです。
開館時間 午前9時~午後5時
※入館受付:午後4時45分まで入館料 脇本陣奥谷(林家)/歴史資料館
大人:600円、小人:300円妻籠宿本陣
大人:300円、小人:150円三館共通入館料
大人:700円、小人:350円※小人=小学生、中学生 - 妻籠観光案内所に立ち寄る
妻籠宿から馬籠宿の中山道ウォーキングをする際、観光案内所に立ち寄りましょう!
妻籠宿なら妻籠観光案内所、馬籠宿なら馬籠観光案内所です。
観光案内所では、桧(ヒノキ)で作られた「完歩証明書」が1個300円で販売されています。
妻籠宿から馬籠宿を目指す場合は、妻籠観光案内所で完歩証明書を購入して、妻籠宿のスタンプを押してもらいます。
そして、馬籠宿に着いたら、馬籠観光案内所で馬籠宿のスタンプを押してもらいます。
妻籠観光案内所 住所 木曽郡南木曽町吾妻2196-1 電話番号 0264-57-2727 営業時間 午前8時30分~午後5時 休業日 12月29日~1月3日 - 寺下の町並みを歩く
妻籠宿で一番のノスタルジックな場所と言えば、「寺下の町並み」のエリアです。
江戸時代に一番近い雰囲気が残っています。
妻籠宿の町の保存をするきっかけにもなったエリアです。
建物に目を向けてみると、梁を外まで張り出させて2階部分を支える出梁造り(だしばりづくり)や普通のものよりも密に格子が立ち並んでいる竪繁格子(たてしげこうし)の伝統技術を見ることができます。
- 妻籠宿を抜けたら、馬籠宿を目指します
妻籠宿の町並みを楽しんだら、いよいよ馬籠宿を目指します。
ここからが中山道ウォーキングといっても過言ではありません。
馬籠宿までは約8キロ、途中には標高790メートルの馬籠峠越えもあります。
まずは馬籠峠手前にある「一石栃立場茶屋(いちこくとちたてばちゃや)」を目指しましょう!宿を目指します。
以上となります。
今回は中山道ウォーキングの妻籠宿の見どころを紹介しました。
次の記事では妻籠宿~男滝~女滝~一石栃立場茶屋までを紹介したいと思います。
それでは、良い一日を!
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