富山県に旅行に行ってみたいけど、どんな観光地があるんだろ。あまり観光地のイメージがないけど、観光名所とかはあるのかな?
この記事は、そんな疑問に答えます。
- 富山県の5大観光名所はどこ?
- 立山黒部アルペンルートは見所満載
- 宇奈月から欅平を走るトロッコ列車
- 世界遺産の五箇山の合掌造りの集落
- 富山県のお祭りや郷土料理は?
こんにちは、ツバサです。
北陸地方に旅行に行くことはあまりないですが、富山県の観光のイメージはありますか?
富山県の観光名所はどこって聞かれても答えることができる人は意外と少ないのではないでしょうか。
実は富山県には観光名所がたくさんあり、大自然を感じることができるところです。また、世界遺産もあります!
それでは、富山県の観光名所について詳しく見ていきましょう!
富山県の5大観光名所はどこ?
富山県の観光名所を挙げるとしたら、主に5カ所あります。
- 黒部ダム
- 称名滝
- 室堂
- トロッコ列車
- 五箇山
黒部ダムやトロッコ列車は一度は聞いたことがある名前ですが、実は富山県にあるんです。
黒部ダムや称名滝、室堂は「立山黒部アルペンルート」にあり、ロープウェイやケーブルカー、バスなどを使って観光するルートになります。
トロッコ列車は宇奈月温泉から欅平までを運航しており、ちょっと変わった列車に乗りながら自然景観美を楽しむことができます。
富山県の世界遺産と言えば五箇山の合掌作りの集落です。岐阜県の白川郷と県境をまたいで同じエリアにあります。
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
立山黒部アルペンルートは見所満載
「立山黒部アルペンルート」は、富山県の立山駅から長野県の扇沢駅までの37.2kmもの距離のある山岳観光ルートです。
立山黒部アルペンルートは次のような観光ルートになっています。
立山駅(標高475メートル)
立山黒部アルペンルートのスタート地点は立山駅です。JR富山駅から富山地方鉄道の電鉄富山駅に乗り換え、約1時間の電車の旅を楽しみながら立山駅に向かいます。
美女平(標高977メートル)
富山地方鉄道の立山駅から立山ケーブルカーで約7分の所に「美女平」があります。
美女平は原生林に囲まれたエリアで展望テラスからは立山山麓の壮大な眺めを見ることができます。
また、駅の近くには恋愛のパワースポットとして有名な「美女杉」が建っています。美女杉の前で「美しき御山の杉よ、心あらば、わがひそかなる祈り、ききしや」と3回唱えると恋愛が成就すると言われています。
称名滝(標高1065~1400メートル)
日本の滝の中で一番落差のある滝はどの滝か知っていますか?
それは、富山県にある「称名滝」です。
称名滝の落差は350メートルもあります。東京タワーの高さが333メートルのため、東京タワーよりも高さのある滝になります。
称名滝は4段になって滝が流れており、1段目が70メートル、2段目が58メートル、3段目が96メートル、4段目が126メートルになります。滝の一番上は標高1400メートル地点になります。
称名滝へは立山駅からバスに乗って行くのが一番楽です。立山駅からバスで約20分、そこから徒歩で約30分のところにあります。
弥陀ヶ原(標高1930メートル)
美女平から立山高速バスで約30分の所にあるのが「弥陀ヶ原(みだがはら)」です。
標高が一気に上がりますが、弥陀ヶ原にはラムサール条約に登録されている広大な湿地帯が広がっています。また、カルデラ展望台からは立山カルデラを一望することができます。
弥陀ヶ原はトレッキングコースが充実しており、初心者用の約1時間のコースからじっくりと弥陀ヶ原を散策する約2時間のコースもあります。
室堂(標高2450メートル)
弥陀ヶ原から立山高速バスで約20分のところにある立山黒部アルペンルートの中でも一番のハイライトと言っても過言ではないエリアが「室堂」です。
室堂平が広がり、北アルプスでは一番美しいと言われている火山湖として有名な「みくりが池」が湖面に山々を映し出し、夜には星空満天の夜景が広がります。
また、4~5月の時期の醍醐味と言えば「雪の大谷ウォーク」です。ビル7階の高さでもある20メートルもの雪に覆われた道が圧倒的な迫力です。
室堂に行ったら、「ホテル立山」に宿泊して大自然を満喫しましょう。
特に星空観賞(スターウォッチング)は一生の旅の思い出になります。2連泊がおすすめです!
立山ホテルは日本最高所に位置するホテルでも有名です!
※室堂のエリアは4月15日~11月30日までのみアクセスが可能です。
大観峰(標高2416メートル)
ホテル立山に併設している「室堂ターミナル」から「立山トンネルトロリーバス」に乗って約10分の所に「大観峰」があります。
大観峰は断崖絶壁の立地のため外へ出ることができませんが、屋上が展望台になっており、立山のパノラマビューを一望することができます。
室堂から大観峰まで行く立山トンネルトロリーバスですが、トロリーバスとは簡単に言うと路面電車とバスを合体させたような乗り物です。つまり、電気で走るバスとなります。
日本でトロリーバスに乗ることができるのはこの立山のみとなります。
黒部平(標高1828メートル)
大観峰からは「立山ロープウェイ」を使って「黒部平」に向かいます。所要時間は約7分です。
黒部平の屋外には黒部平庭園があり、壮大な景色を楽しむことができます。
黒部湖(標高1455メートル)
黒部平から「黒部ケーブルカー」で約5分のところに「黒部湖」があります。
黒部湖は名前から想像できる通り黒部ダムの玄関口となります。
黒部湖の駅から黒部ダムまではダム堰堤(えんてい)を約15分歩いて移動します。
黒部ダム(標高1470メートル)
「黒部ダム」と言えば、堰堤から見る大迫力の放水です!
そんな黒部ダムの堰堤は高さ186メートルもあり、長さ492メートルもあります。
ダムの放水は毎秒10トン以上、放水による虹を見ることができることもあります。
階段を200段ほど上ると展望台に行くこともできます。
扇沢(標高1433メートル)
黒部ダムからは「関電トンネル電気バス」で約16分の扇沢を目指します。
扇沢は長野県大町市になり、立山黒部アルペンルートのゴール地点となります。
中部山岳国立公園
立山黒部アルペンルートの立山や黒部峡谷、称名滝は「中部山岳国立公園」に指定されています。
中部山岳国立公園は、富山県以外にも新潟県、長野県、岐阜県の北アルプス一帯を占める山岳公園となります。
続いて、富山県の知る人ぞ知る「トロッコ列車」について見ていきましょう。
宇奈月から欅平を走るトロッコ列車
富山県には、「黒部渓谷トロッコ電車」というトロッコ列車が走っているエリアがあります。
黒部渓谷を走るトロッコ列車は宇奈月から欅平までを運航しており、所要時間は約1時間20分となります。
トロッコ電車は4つの駅があり、宇奈月駅、黒薙駅(くろなぎ)、鐘釣駅(かねつり)、欅平駅となります。その4つの駅の近辺には観光スポットがたくさんあります。
- ヨーロッパのお城みたいな「新柳河原発電所」
- 猿が川を渡れるように作られた「猿のつり橋」
- 万年雪が残っている「黒部万年雪」
- トロッコが走る新山彦橋を一望できる「山彦橋」
- 渓谷最古の温泉がある「黒薙温泉」
- 高さ34メートルからの眺めが絶景の「奥鐘橋」
- 岸壁が大きく口を開いた人を飲み込みそうな「人喰岩」
トロッコ列車に乗ったら、鐘釣駅の売店で「黒部の名水くず餅」を食べてみてください!黒部の氷筍水で作られているくず餅です。
世界遺産の五箇山の合掌造りの集落
富山県には世界遺産があるということを忘れてはいけません!
その世界遺産は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」です。
岐阜県の白川郷と富山県の五箇山(ごかやま)のエリア全体での世界遺産となります。
富山県側の五箇山には2つの集落があります。1つが「相倉合掌造り集落」、もう1つが「菅沼合掌造り集落」です。
山々に囲まれた中に巨大な萱葺き屋根の合掌造りの建物の景観は、昔にタイムスリップしたような感覚になります。
五箇山に行くには「世界遺産バス」がおすすめです。富山県のJR新高岡駅から乗車でき、約1時間20分で「相倉合掌造り集落」、約1時間30分で「菅沼合掌造り集落」に行くことができます。
世界遺産バスは白川郷まで行くことができるため、富山県から岐阜県への観光ルートとして重宝するバスです。
富山県のお祭りや郷土料理は?
富山県にはご当地名物のお祭りや郷土料理があります。
おわら風の盆
富山県の有名なお祭りと言えば、毎年9月に富山県の八尾町にて行われる「おわら風の盆」というお祭りです。
おわら風の盆の衣装は編笠をかぶった浴衣姿です。阿波踊りの衣装と似ています。
鱒寿司(ますずし)
富山県の郷土料理と言えば「鱒寿司」です!
鱒寿司は鱒を酢で味付けした押し寿司です。富山県に行ったら、駅弁でも購入が可能で、旅のお供に是非食べてみてください!
以上となります。
富山県は大自然を満喫できる観光地がいっぱいあります。
特に立山黒部アルペンルートや宇奈月から欅平までのトロッコ列車など移動しながら大自然を楽しめるというのが素晴らしいです!
是非、富山県に足を運んでみてください!
それでは、良い一日を!
おわら風の盆(おわらかぜのぼん)は、富山県富山市八尾地区で、毎年9月1日から3日にかけて行われている富山県を代表する行事(年中行事)である。越中おわら節の哀切感に満ちた旋律にのって、坂が多い町の道筋で無言の踊り手たちが洗練された踊りを披露する。艶やかで優雅な女踊り、勇壮な男踊り、哀調のある音色を奏でる胡弓の調べなどが来訪者を魅了する。おわら風の盆が行なわれる3日間、合計25万人前後[1]の見物客が八尾を訪れ、町はたいへんな賑わいをみせる。2006年(平成18年)に、「とやまの文化財百選(とやまの祭り百選部門)」に選定されている。
引用:ウィキペディア