前にボラカイ島は島閉鎖をしちゃったけど、今はどうなんだろう。。。海は綺麗なんだろうか。。。。島のルールも増えたって聞くし、詳しく知りたいな。。。。
この記事は、そんな疑問に答えます。
✔ 本記事の内容
- 島閉鎖を乗り越え、以前のボラカイ島が復活しています
- なぜボラカイ島は閉鎖されてしまったのか?
- 現在のボラカイ島のルールとは?
- ボラカイ島に行ったらビーチホッピングがおすすめ!
こんにちは、ツバサです。
今日はボラカイ島のネタを書きます!僕の一番好きな島でもあるフィリピン・ボラカイ島は以前、大統領令により、6ヵ月間の島閉鎖を行いました。それは環境汚染が原因でした。当時、旅行会社勤務をしていた僕は、2018年のゴールデンウィーク前に島が閉鎖されるという噂を早々にキャッチしており、毎日ヒヤヒヤしていました。なぜなら、ゴールデンウィーク期間はフィリピンの祝日と重なり、フィリピン人の旅行シーズンでもあるため、パッケージツアー用のホテルの買取をどうするかの決断に迫られていたためです。
結果として、フィリピン観光省の幹部の方からのアドバイスにより、ゴールデンウィーク期間の受け入れ不可と判断しました。当時、ボラカイ島のホテルセールスをしていた多くの知人が旅行会社に対して謝罪行脚をしていました。
ボラカイ島でLGU(地方自治体)を巻き込んでビーチクリーニングをした経験がありますが、ボラカイ島は年々汚くなっていたのは確かでした。
この記事では、「島閉鎖を経験したボラカイ島の現在」について詳しく解説したいと思います。
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島閉鎖を乗り越え、以前のボラカイ島が復活しています
僕が初めてボラカイ島に足を運んだのは約10年前です。初めてボラカイ島の海を見た時は、言葉を失った程、感動したことを今でも覚えています。
それから、どんどん観光客が増え、2016年や2017年の頃は、乾期のシーズンでも海が濁っており、ボラカイ島特有のビーチロードの砂浜がコンクリートのように固くなっていました。
その後、6ヵ月間の島閉鎖を経て、現在のボラカイ島は以前のボラカイ島に戻りつつあります。
まだ島内には道路の工事などを行っているところはありますが、海メインで楽しむボラカイ島への旅行に関しては問題ありません。
特にプカビーチのエリアは閉鎖前はビーチベッドの乱立をしていましたが、それも撤去され、のどかなプカビーチをまた見ることができます。
ただし、日本マーケットに関しては、ボラカイ島の閉鎖が旅行業界に大きなインパクトを与えたことには間違いありません。閉鎖前までは日本人観光客のパッケージツアー利用者は右肩上がりで伸びており、当時は「ボラカイ島が熱い!」とブームにもなっていました。しかしながら、島閉鎖により、各旅行会社は販売に関して、とても消極的になってしまいました。現在もその尾を引いており、各社大きくプロモーションをすることはなくなりました。
各旅行会社のスタッフには今一度ボラカイ島に足を運んでもらい、その良さを体験してもらいたいものです。
なぜボラカイ島は閉鎖されてしまったのか?
ボラカイ島の閉鎖は2018年4月26日から6ヵ月間実施されましたが、ドゥテルテ大統領の一言「Cell Pool(汚水溜め)」が全てでした。
ドゥテルテ大統領はボラカイ島の閉鎖する前にボラカイ島を訪れています。その際に、ボラカイ島の環境汚染状況を目の当たりにし、「Sewer Pool(汚水溜め)」と言って憤慨しました。当時の環境汚染調査でホテルやレストランなどの834施設の内、716施設が排出許可を持っておらず、汚水を直接海に排出していました。
2010年頃からボラカイ島は注目を集め、観光雑誌やウェブメディアに掲載される頻度も増えました。それにより、爆発的に観光客が増えたため、汚水処理やゴミ処理に関してのハード面が全く追い付いていない状態で観光客を受け入れ続けた結果が島閉鎖に繋がりました。
島の閉鎖により、島民約40000人の内、少なくとも15000人以上に影響を及ぼしたと言われています。また、ボラカイ島のLGU(地方自治体)の許可関係の杜撰さも発覚し、許可関係の厳格化が始まりました。それにより、現地のホテルやレストランは申請書類の準備や施設の整備に追われていました。何百万円もする汚水処理機器を導入するように通達が来たホテルもあったほどです。
閉鎖前のボラカイ島は確かに汚れていました。ビーチロードにもゴミが増えており、椰子の木にはたくさんのタバコが突き刺さっていました。
観光客の増加のみが原因ではなく、島内に住むフィリピン人にも責任があると感じたのは確かです。
現在のボラカイ島のルールとは?
ボラカイ島の再オープン後、新しく島内のルールが施行されました。
- 島内に滞在できる観光客数は最大19000名まで
- 1日島内に上陸できる観光客数は最大で6405名まで
- 観光客用のホテルの部屋数を6000~9000部屋までとする
- ボラカイ島上陸前にホテルの予約確認書の提示が必要
- ビーチでの喫煙不可
- ビーチでのパーティー不可
- ビーチでの飲酒不可
- ビーチでのパラソルやビーチベッドの利用不可
- ビーチへのペット連れ込み不可
- ビーチでのポイ捨て禁止
- ビーチでのBBQ禁止
- サンドキャッスルの規制(※サンドキャッスル=砂で作る城)
- ファイヤーダンス禁止(LTDライト使用はOK)
- 島内でのカジノ禁止
- 午後9時以降の花火禁止
- 使い捨てのプラスティック利用不可
- ウォータースポーツの実施場所を規制
以前もルールがありましたが、ビーチで喫煙していても取り締まらないなどが横行していました。特に喫煙に関しては、明らかに観光客のみを狙い、高額な罰金を徴収していました。
そのため、今回の新ルールもこれだけ数があっても、取締りを強化しなければ本末転倒になります。生まれ変わったボラカイ島と島民に期待したいところです。
ボラカイ島に行ったらビーチホッピングがおすすめ!
ボラカイ島に行ったら、是非体験してもらいたいことが「ビーチホッピング」です。アイランドホッピングではありません。
「ボラカイ島=ホワイトビーチ」のイメージがとても強いですが、ホワイトビーチ以外にもたくさん綺麗なビーチがあります。僕のおすすめはやっぱりプカビーチです。あの開放感のある絶景ビーチは何度行っても飽きないです。
また、ホワイトビーチの隣にあるディニウィッドビーチもおすすめです。サンセットを見るなら、ディニウィッドビーチで見るのもアリです。
ただし、ビーチホッピングは乾期の時期におすすめです。やっぱり天気が良くて、風もなく穏やかな海が条件です!
もちろん、ボラカイ島でのアクティビティもおすすめです。
https://tsunagutabi.com/travel-abroad-boracay-activity/
以上となります。
ボラカイ島の閉鎖は、フィリピン人がフィリピン人の教育のために行った施行だったように思います。半年もの間、仕事を停止させるという苦しさを被ったのはフィリピン人、そしてそれを与えたのもフィリピン人。
ボラカイ島の綺麗さを取り戻すためには良かったと思います。
あのターコイズブルーの海は他の東南アジアにはありません。あのビーチロードのようなフリースタイルに過ごせる島も他にはありません。
是非、ボラカイ島に一度行ってみてください!
それでは、良い一日を!