もしボラカイ島に台風が来たら?フィリピン旅行の対策とは?

もしボラカイ島に台風が来たら?フィリピン旅行の対策とは? 海外旅行

フィリピンは台風の影響が出やすい国だけど、ボラカイ島に旅行に行った際にもし台風が近づいてきたらどうしよう。何か気を付けるべきことはあるのかな。

この記事は、そんな疑問に答えます。

✔ 本記事の内容

  • ボラカイ島に台風が近づいてきたら気を付けるべきこと
  • ボラカイ島に台風が来た時のトラブル事例
  • ボラカイ島に旅行に行く際は必ず海外旅行保険の加入が必須

こんにちは、ツバサです。

海外旅行の天敵と言えば天候です。特に台風に限っては旅行自体を台無しにしてしまうため、海外旅行中は台風が発生しないことを祈るばかりです。

僕自身、海外赴任中、何度も台風時のトラブルを経験しました。フライトの遅延欠航ボート運航の停止道路の冠水、さらに台風の被害を未然に防ぐための政府から発令された一般企業の営業中止命令などもありました。

都市部でも機能が麻痺してしまうため、地方ではさらに影響が出ます。特にビーチリゾート地では観光客も多く、ボート運航や海系のアクティビティに影響が出てしまうため、滞在中に何もできず、さらに帰国便にも影響が出るため大混乱を招きます。

この記事では、「もしボラカイ島に台風が近づいてきたら?」をテーマに詳しく解説したいと思います。

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ボラカイ島に台風が近づいてきたら気を付けるべきこと

フィリピンは台風が発生する地域としても有名ですが、毎年6月から10月は雨季となり、さらに台風にも注意をしなければならないシーズンとなります。また、台風に限っては12月頃まで気を付けなければなりません。

もしボラカイ島に滞在している時に台風が接近してきたら、次のことを注意しましょう。

  • フィリピンの台風情報について
  • ボラカイ旅行で一番注意することはボート運航
  • 航空会社の運航状況
  • カティクラン&カリボのホテル事情について

フィリピンの台風情報について

まずフィリピンの台風事情について知っておいた方がよいでしょう。フィリピンも日本と同じように警報レベルが分かれており、台風が発生した際にはフィリピンの気象庁(PAGASA・パガサ)が警報レベルを発令します。

フィリピンでは警報レベルの事を「シグナル」と呼びます。

「シグナル」とは?
フィリピン気象庁(Pagasa/パガサ)が発表する「シグナル」とは、日本でいう暴風警報にあたります。シグナルは1から5まであり、それぞれの意味は次の通りです。

【シグナル1】
36時間以内に風速が毎時30~60キロメートル、波の高さは1.25~4メートルになることが予想される。
【シグナル2】
24時間以内に風速が毎時61~120キロメートル、波の高さは4.1~14メートルになることが予想される。沿岸では高潮の可能性あり。
【シグナル3】
18時間以内に風速が毎時121~170キロメートル、波の高さは14メートル以上になることが予想される。沿岸では高潮の可能性あり。
【シグナル4】
12時間以内に風速が毎時171~220キロメートル、波の高さは14メートル以上になることが予想される。沿岸では2~3メートルの高潮の可能性あり。
【シグナル5】
12時間以内に風速が毎時221キロメートル以上、波の高さは14メートル以上になることが予想される。沿岸では3メートル以上の高潮の可能性あり。

参考資料:フィリピン気象庁(Pagasa)

フィリピンでは、台風が近づいてくると「シグナル1が発令された」「シグナルが2に上がった」などの言葉をよく耳にするようになります。

ボラカイ旅行で一番注意することはボート運航

ボラカイ島滞在中に台風が接近してきた場合、一番注意するべきことはボラカイ島とパナイ島(空港のある島)間を行き来するボート運航です。

台風が発生するとフィリピン気象庁からシグナルが発令されますが、シグナル1やシグナル2が発令されると、フィリピン海上保安庁ボート運航の停止命令を発令します。これは、ボラカイ島とパナイ島間を行き来するボートが全てストップするということです。

つまり、ボラカイ島が完全孤立してしまうということになります。

航空会社の運航状況

もちろん、飛行機の運行状況は随時確認しなければなりません。

運行状況は空港での情報が一番早くなりますが、ボラカイ島に滞在している時は航空会社のホームページに掲載されている運行状況を随時確認しましょう。台風が接近している時は航空会社が早々に遅延や欠航を発表している時もあります。

もしすでに欠航情報が発表されている時は、下記の対応をしましょう。

【もし旅行会社のパッケージツアーでボラカイ島に来ている場合】
旅行会社のパッケージツアーの場合、航空券は旅行会社側で発券をしています。つまり、欠航が事前に発表されている場合は、旅行会社が使用している航空券予約システム内にも欠航の情報が反映されており、代替便の情報が入っている場合があります。そのため、航空会社のホームページ内の運行状況確認画面で欠航の情報が発表されていたら、旅行会社の現地緊急連絡先に一度連絡を入れてみましょう。

【もし個人手配でボラカイ島に来ている場合】
個人手配の場合は、基本的には自分自身で情報収集から代替便や振替便の交渉をしなければなりません。欠航の情報が発表されている場合は航空会社へ電話をしてみましょう。電話が繋がりにくい場合は宿泊しているホテルスタッフに協力をしてもらうなどしましょう。

カティクラン&カリボのホテル事情について

これはボラカイ島に向かう往路の話になりますが、日本からボラカイ島に行く場合、直行便がないため、マニラあるいはセブを乗り継いで行かなければなりません。

ここで注意しなければならないことは、往路に台風が接近している時です。台風が接近している場合、ボート運航が停止する可能性があります。その場合、パナイ島にあるカティクラン空港あるいはカリボ空港に到着しても、パナイ島からボラカイ島に行くボートが運航停止をしていたら、ボラカイ島を目の前にして足止めをされることとなります。

例えば、このようなシチュエーションです。

13:00日本からマニラ空港に到着
15:00ボラカイ島に向かうボートが17:00あるいは18:00以降、運航停止する可能性が高いという情報を知る
17:00マニラ空港からカティクラン空港へ向かう国内線の出発時間
18:00国内線のカティクラン空港到着予定時間

この時系列の状況で、もし17時あるいは18時以降ボート運航が停止する可能性が高いという情報をマニラ空港の乗継時間に知らされた場合、カティクランに向かうのは非常に危険で「賭け」となってしまいます。

なぜ「賭け」になってしまうかというと、カティクランは小さな田舎町です。もしボート運航が停止してしまった場合は夜間に運航が再開されることはないため、カティクランで宿泊するホテルを探さなければなりません。しかし、カティクランにはホテルというホテルがないため、ローカル色の強い宿泊施設に泊まることになります。もし宿泊施設に空室がなければ、車で1時間半程離れたカリボという町でホテルを探さなければなりません。

このような状況ではマニラに留まった方が良いという選択になります。マニラの方がホテルや食事の面でも環境的に充実しています。

しかし、問題は航空券です。日本からボラカイ島に行く場合、購入した航空券は次のような区間を含んだ航空券となります。例えば、成田発であれば、

① 成田→マニラ
② マニラ→カティクラン
③ カティクラン→マニラ
④ マニラ→成田

の4区間となります。

もし、往路でマニラに留まった場合、②の区間の飛行機に乗らないという選択になります。もし②の区間の飛行機に乗らなかった場合は、通常③と④の区間も自動でキャンセルされてしまいます。

つまり、マニラに留まる場合は、②の区間の飛行機を台風が過ぎ去る時間帯へのフライトに振り替えてもらわなければなりません。

天候不良は基本的に航空会社の免責事項のため、この交渉はとても難しいです。しかし、旅行会社のパッケージツアーに参加している場合は、交渉できる可能性があります。交渉内容としては、②の国内線を後続便に振り替えてもらい、③と④の区間はそのまま残してもらうようにするという交渉となります。

個人手配の場合は、この交渉は個人で行う必要がありますが、非常に難しく、航空券の再購入(②、③、④の区間)をしなければならないことがほとんどです。あるいは予定通りに国内線に搭乗してカティクランに向かい、もしボート運航が停止していたら、カティクランに泊まる覚悟で行くしかありません。

ボラカイ島に台風が来た時のトラブル事例

ボラカイ島に行く際に台風が接近してきた場合のトラブル事例もあります。

フライトが他の空港にダイバート

台風が接近してくると豪雨強風視界不良により、飛行機の着陸に影響を及ぼします。そのため、各航空会社は早々に遅延や欠航を決定します。

しかし、飛行機が出発したものの、到着空港側の天候が急変し、着陸できないケースもあります。その場合、飛行機は到着空港近辺の上空で旋回をしながら、着陸のタイミングを待ちますが、それでも状況が変わらない場合はガソリンが不足する前に到着地の変更を行い、他の空港へ向かうことになります。

これをダイバートと言います。

「ダイバート」とは?
ダイバートとは航空機が当初予定をしていた目的地に着陸することができず、目的地以外の空港に到着してしまうことです。

ボラカイ島への旅行の場合、年に1回、2回はフィリピン国内線がダイバートします。例えば、カティクラン空港に向かうはずだった国内線が天候不良のため、カリボ空港にダイバートしたなどです。

次の画像は、旅行業界でも話題になった日本からカリボ空港までのチャーター便が飛んだ際のフライトレーダーです。台風の影響でカリボ空港に到着するはずだったチャーター機が同じパナイ島のイロイロ空港にダイバートしました。カリボ空港の上空で何度も旋回している様子がわかります。

ダイバートした場合、航空会社は当初予定をしていた目的地までの輸送義務があるため、天候が回復したら再度出発し、目的地を目指します。

ボラカイ 台風

ボート運航がストップ&ボラカイ島から出ることができない

ボラカイ島に台風が接近してきた際の一番厄介なことが、ボート運航の停止です。

僕の経験上、ボート運航が停止になり、ボラカイ島の滞在を2泊延長した人がいました。2泊も旅程が伸びてしまうと日本での仕事にも影響してしまいます。

もしボラカイ島に台風が接近してきたら、やるべきことは1つです。

ボラカイ島の滞在を減泊してでも、ボラカイ島から一刻も早く出る」ということです。

ボート運航が停止する情報が流れると、港に人が殺到し修羅場となります。港の門が閉まり、港に入ることすら制限をかけられてしまいます。それを避けるためにも一刻も早くボラカイ島から出ることをおすすめします。

あくまでも「復路の飛行機に乗る」ということが優先です。そのためにはボラカイ島を早く出なければなりません。「台風なんてすぐ過ぎるし、大丈夫でしょ」とのんきに滞在をしていたら、後々痛い目を見ます。

そして、注意すべきタイミングは台風が過ぎ去ろうとしているタイミングです。台風が通過していくと風や雨は続きますが、天候自体は徐々に回復していきます。その場合、飛行機は早々に通常運航に戻ります。しかし、ボート運航に関しては海洋状況の影響もあり、強風が残っているとフィリピン海上保安庁が発令したボート運航停止命令が解除されない場合があります。

飛行機は飛ぶがボートは運航できない = ボラカイ島から出れないが飛行機は飛ぶ

ボート運航が停止している場合はボラカイ島から出ることができないため、ボラカイ島の滞在を延長せざるを得ません。しかし、飛行機が通常運航に戻っている場合はスケジュール通りに出発してしまいます。

ボート運航の停止により飛行機に乗れなかったとしても、航空会社としては免責事項となり、補償はありません。つまり、航空券を再購入しなければなりません。

もしボート運航が停止しそうな情報を得たら、飛行機に乗るために一刻も早くボラカイ島を出た方がよいでしょう。

ボラカイ島に旅行に行く際は必ず海外旅行保険の加入が必須

ボラカイ島への旅行には必ず海外旅行保険に加入しましょう。

台風が直撃してしまうと、旅程に大きく影響します。フライトが変更となったり、航空券の再購入が必要となったり、延泊の手配が必要になったりと自己負担による費用が発生します。

海外旅行保険については、任意加入のものをおすすめします。

任意加入の海外旅行保険は「旅行事故緊急費用補償特約」や「航空機遅延費用等補償特約」などの補償項目があるため、台風などの旅程変更時には交通費宿泊施設の客室料国際電話料などの通信費について補償対象となります。(海外旅行保険によって諸条件はあります。)

これらの補償項目はクレジットカードに付帯している海外旅行保険では補償されていないため注意が必要です。

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以上となります。

ボラカイ島に滞在している時に台風が発生したら、情報収集に努め、早めの行動を心がけましょう。

あくまでも最優先は「復路の飛行機に乗る」ということとなります。

それでは、良い一日を!