最近、航空会社のマイレージを貯め始めたけど、旅行会社のパッケージツアーの場合はマイレージが加算されるのかな。。。。。加算されたとしても加算率は低いのかな。。。。。
この記事は、そんな疑問に答えます。
✔ 本記事の内容
- パッケージツアーではマイレージ加算はされるのか?
- パッケージツアーで使う航空券の種類
- パッケージツアーでマイレージ加算する裏技
こんにちは、ツバサです。
最近、航空会社のマイレージプログラムは飛行機の搭乗以外でも加算ができるようになってきました。もはやマイレージ加算については種類や方法がたくさんあり、戦国時代に突入しています。今日もヤフーニュースでマイレージに関しての記事が掲載されていました。
僕は全日空のANAマイレージを貯めています。旅行業界で働き始めてから、全日空に乗ることが多かったため、全日空のANAマイレージを貯め始めました。今までマイレージで国際線や国内線の特典航空券を利用したり、ギフトと交換したりしました。
全日空に関してはスターアライアンスに加盟していますが、タイ国際航空やシンガポール航空も同じスターアライアンスに加盟しているため、ANAマイレージを貯めることができました。また、全日空はフィリピン航空やベトナム航空、ガルーダインドネシア航空とも提携しているため、それらの航空会社に搭乗してもANAマイレージを貯めることが可能です。
そのため、東南アジア担当をしていた僕にとってはANAマイレージはとても重宝しました。(マレーシアに行く時だけ、ANAマイレージが貯まりませんでした。)
この記事では、「旅行会社のパッケージツアーに参加した場合、航空会社のマイレージを加算することができるかどうか」について詳しく解説したいと思います。
パッケージツアーではマイレージ加算はされるのか?
旅行会社のパッケージツアーに参加した場合、航空会社のマイレージは加算されるのかどうかということに関して、結論から言うと、
「加算される場合もあれば、加算されない場合もある」です。
これはどういうことかというと、次の通りです。
- パッケージツアーで使っている包括旅行運賃の航空券予約クラスが航空会社のマイレージ加算対象であれば、マイレージが加算される。
- パッケージツアーで使っている包括旅行運賃の航空券予約クラスが航空会社のマイレージ加算対象外であれば、マイレージが加算されない。
各航空会社のエコノミークラスやビジネスクラスには予約クラスというものがあります。例えば、エコノミークラスでは航空券の価格帯や変更や取り消しの条件、マイレージの加算率などにより、予約クラスを分けて、それに合わせて料金や諸条件も分けています。
そのため、パッケージツアーの航空券がどの予約クラスを使っているのかがポイントとなります。
例えば、次のようなシチュエーションの場合を見てみましょう。
・マイレージプログラム:ANAマイレージクラブ
・参加パッケージツアー:タイ国際航空利用プーケット5日間
・旅行会社が使用しているタイ国際航空の予約クラス:Qクラス(エコノミークラス)
シチュエーション①の場合、全日空はタイ国際航空と同じスターアライアンスに加盟しているため、マイレージが貯まりやすい提携航空会社です。全日空のANAマイレージプログラムの提携航空会社における加算率をチェックします。
ANAマイレージにおいて、タイ国際航空の予約クラス「Y/B/M/H/Q」は、区間基本マイレージに対する積算率は「100%」の加算対象となります。そのため、タイ国際航空の予約クラス「Qクラス」のエコノミークラスに搭乗した場合、ANAマイレージを100%貯めることができるということです。
つまり、シチュエーション①の場合は、パッケージツアーでもマイレージ加算が可能ということになります。
・マイレージプログラム:ANAマイレージクラブ
・参加パッケージツアー:タイ国際航空利用プーケット5日間
・旅行会社が使用しているタイ国際航空の予約クラス:Vクラス(エコノミークラス)
シチュエーション②は、パッケージツアーの内容としてはシチュエーション①と何も変わりません。異なる点は、旅行会社側がタイ国際航空のエコノミークラスをどの予約クラスで予約をしているかということです。内部事情のため、顧客側からはわかりません。
この場合、ANAマイレージにおいて、タイ国際航空の予約クラス「V」は、マイレージ加算対象外となります。
つまり、シチュエーション②の場合は、パッケージツアーではマイレージ加算ができないということになります。
このようにパッケージツアーの内容が同じでも、旅行会社側が航空券のどの料金体系の予約クラスを使ってパッケージ造成をしているのかによって、マイレージの加算の可否が変わってきます。
パッケージツアーで使う航空券の種類
旅行会社がパッケージツアーを造成する場合、基本的には「包括旅行運賃」という航空券の種類を使用します。包括旅行運賃は、料金の面では一番安く設定されていますが、その反面、航空券の諸条件は厳しくなっています。
- 航空券単体での販売不可
- 片道航空券のみの利用不可
- 宿泊や送迎、ツアーなどを組み込んだパッケージツアーにしなければならない
- 航空券の滞在日数に制限がある(例:最低2泊、最高10泊など)
- 航空券の発券期限がある
- 発着地の変更不可、及びルート変更不可
つまり、包括旅行運賃の航空券の場合、マイレージの加算対象外や加算率が低いということがとても多いです。
ただし、旅行の繁忙期、例えばゴールデンウィークやお盆、年末などのパッケージツアー代金が高い時期に関しては、航空券代金も高いものとなり、マイレージ加算対象の予約クラスを使うことが多いです。
団体旅行のパッケージツアーに関しては、旅行会社が予め団体用の座席を数十席や100席単位でおさえていることが多いです。その場合は、顧客の氏名なしで座席をおさえることができる「ノーネームブロック」と言われる特別の座席となっています。(通常は座席をおさえるには顧客のローマ字の氏名が必要です)
団体旅行用の「ノーネームブロック」の座席は、料金交渉の上、通常のパッケージツアー用の座席よりも安い場合があり、マイレージ加算についても対象外になることがほとんどです。
また、チャーター便利用のパッケージツアーについてもマイレージ加算の対象外となることがほとんどです。
関連記事
パッケージツアーでマイレージ加算する裏技
旅行会社にパッケージツアーを申し込んだ場合、航空会社のマイレージ加算は対象外と基本的には思った方がよいでしょう。
しかし、パッケージツアーを使いながらでも、確実にマイレージ加算をする方法はあります。
方法は次の通りです。
- 旅行会社にパッケージツアーを申し込む。
- 旅行会社のスタッフに加入しているマイレージプログラムを伝える。
- 旅行会社のスタッフにパッケージツアーで使っている航空会社の予約クラスを質問する。
- マイレージ加算対象の予約クラスであれば、マイレージ加算対象。
- マイレージ加算対象の予約クラスでなければ、マイレージ加算対象の予約クラスを指定し、いくらの追加代金でその予約クラスの航空券が手配可能かを質問する。
- 差額を支払い、マイレージ加算対象の予約クラスでパッケージツアーに参加が可能。
上記により、特別に航空券をマイレージ加算対象の予約クラスにアレンジしてもらうことで、マイレージ加算が可能となります。
稀に旅行会社では、期中に航空会社からキャンペーンレートなどが出ると、利幅を増やすために既約も含めて航空券の予約を取り直す場合があります。キャンペーンレートは航空券代金が安いものとなるため、マイレージ加算はますますできなくなります。
全日空のANAマイレージや日本航空のJALマイレージを貯めている人であれば、「ANAスカイツアーズ」や「ジャルパック」でパッケージツアーを申し込めば、マイレージ加算が可能となりますが、パッケージツアー代金が高いため、上記の方法を使いって料金等も含めて比較検討することをお勧めします。
以上となります。
マイレージを貯めていて、旅行会社のパッケージツアーで海外旅行に行く際は、マイレージ加算になるようにアレンジしてみてください!マイレージが貯まれば、国内旅行や近場の海外旅行であれば特典航空券で簡単に行くことができます!
マイレージを貯めて、お得に旅をしましょう!
それでは、良い一日を!