【実例公開】旅行会社への志望動機の書き方!最終面接官が教えます!

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【最終面接官が教える】旅行会社への志望動機の書き方【実例公開】 就職活動

旅行会社への志望動機はみんなどんなことを書いているんだろうか?どうやって書けばいいか、本当に悩む。面接官に響く志望動機ってどんな内容だろう?

この記事は、そんな疑問に答えます。

本記事の内容
  • 旅行会社への志望動機に関するポイント
  • 面接官に響く志望動機の書き方
  • 僕の体験談(就活生の時、面接官の時)

僕自身、旅行会社や旅行業界に10年以上携わっており、日本の旅行会社や海外の旅行会社で働いてきました。

その際、日本人スタッフや外国人スタッフの一次面接から二次面接、そして最終面接の面接官を担当し、スタッフの採用や不採用の決定を行ってきました。

この記事では、「旅行会社への志望動機に関するポイント」と「面接官に響く志望動機の書き方」について、分かりやすく解説します。

旅行会社で働きたいと本気で思っている人は、是非記事をご覧ください。

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【最終面接官が教える】旅行会社への志望動機の書き方【実例公開】

旅行会社への志望動機に関するポイント

ポイントは次の通りです。

志望動機の3つのポイント
  • 旅行会社の主な業務を把握する
  • 自分の経験から携わりたい業務を考える
  • 志望する旅行会社のことを調べる

それぞれのポイントについて解説します。

旅行会社の主な業務を把握する

旅行会社を志望する際に旅行会社がどんな業務をしているのかをまずは知る必要があります。

旅行会社の主な業務は次の通りです。

営業・販売

旅行会社の業務で一番イメージしやすい業務と言えば、旅行会社の店舗でよく見るツアーカウンターでの接客対応です。

カウンターセールスと呼ばれ、店頭で個人客を中心に旅行の相談を受け、人数や日程、予算、渡航希望先、現地プランなどをヒアリングしながら、旅行プランを提案し、パッケージツアーなどを販売する業務です。

最近では店舗販売がなく、ウェブサイトのみでツアーを販売をしている旅行会社もあります。

一方で、一般企業や官公庁、学校法人などを営業先とした法人営業もあります。

例えば、出張や報奨旅行、修学旅行、イベントの手配や販売をします。

また、旅行会社の業務形態の一つにホールセラーというものがありますが、ホールセラーも法人営業を行います。

例えば、パッケージツアーを契約旅行会社に卸売りする業務がそれに当たります。

予約・手配

旅行を販売した後、国内及び海外のホテルや交通機関、現地ツアーなどを手配し、予約しなければなりません。

その手配や予約に特化した業務もあります。

大手旅行会社では今現在も販売と予約が分業になっており、手配課というものが存在します。

全国にある販売店で受注したツアーの航空券やホテルの予約を手配課に集約し、予約手配を行っているようなイメージです。

中堅旅行会社などでは、営業、販売、予約、手配を全て担当者ベースで行っているところもあります。

企画・仕入れ

旅行というものは、航空券、ホテル、交通機関、レストラン、アクティビティなど様々な旅行パーツから成り立っています。

パッケージツアーを作る際に、どういった内容のツアーがマーケットのニーズに合うかを考え、その旅行パーツを探して仕入れの交渉をし、それらを組み合わせて、一つのパッケージツアーを作っていきます。

それらを行うのが企画担当(ツアープランナー)やツアー造成担当、海外仕入れ担当などです。

航空会社やホテル、送迎会社などと交渉し、料金を仕入れ、パッケージツアーの料金付け(値付け)を行います。

添乗員

今現在も団体旅行では添乗員が同行することが多く、観光地に行くと目印になる旗を持って歩く添乗員の姿をよく目にします。

旅行の出発から解散までの旅程を円滑に実施するために管理し、旅程内のトラブル等にも対応するのが添乗員の業務となります。

添乗員になるには、準国家資格の旅程管理主任者の資格を取得する必要があります。

自分の経験から携わりたい業務を考える

旅行会社の業務を理解したら、次は自分自身の経験を思い返し、どういった旅行会社の業務が自分に合うかを考えていきます。

例えば、当時、僕自身が就職活動の際に考えていた志望動機のポイントは次のようなことでした。

志望動機のポイント
  • オーストラリアのタスマニア島に留学していた
  • 日本ではタスマニア島のパッケージツアーが販売されていなかった
  • タスマニア島のツアーの企画をしてみたい
  • タスマニア島という素晴らしい島を日本で広めたい

僕自身が大学生時代に経験したことや感じたことを単純に箇条書きしたものです。

上記のポイントから旅行の企画の業務に携わりたいと思いました。

当時の気持ちの順番としては、

企画・仕入れ営業・販売法人営業添乗員

といったイメージです。

実際に自分自身の経験から考えていくと、志望動機を考えやすくなります。

また、経験は何事にも代えることのできない事実になるため、より具体性をもった内容になっていきます。

志望する旅行会社のことを調べる

志望する旅行会社のことを調べるということは、企業研究を事前準備としてしっかりしているかどうかということになります。

まず、就活生は自己PRと志望動機の違いをきちんと理解しなければなりません。

自己PRと志望動機の違い
  • 自己PR=自分が企業にとってどのように有益になるのか
  • 志望動機=なぜその会社に志望するに至ったか、何を実現したいか

志望動機を聞かれるということは、その企業のことを調べているかどうかと同じような意図の質問になります。

志望動機に企業のことを書いている、書いていないでは大きな差となり、そして志望動機が自己PRにならないようにしなければなりません。

旅行会社を研究していくと、例えば次のようなことがわかります。

企業研究の例
  • ビーチ方面に強い旅行会社
  • ハネムーンに強い旅行会社
  • 東南アジアに強い旅行会社
  • この旅行会社はビーチ方面の特集が多く強そう
  • この旅行会社は他の旅行会社にはない島を取り扱っている
  • この旅行会社はウェブサイトのみでツアー販売している
  • この旅行会社は周遊ツアーの取り扱いが多い

旅行会社によって顧客ターゲットも異なれば、取り扱い地域も異なり、販売方法なども異なることがわかります。

店頭に置かれているパンフレットを見たり、最近ではほとんどの旅行会社がホームページを持っているため、掲載しているツアーや特集などを簡単に調べることができます。

ホームページではツアー掲載数も調べることができ、ツアー掲載数の多い方面=その旅行会社が力を入れている方面ということも簡単にわかります。

旅行会社の研究をしていくと、自分の経験を踏まえて旅行会社で何をしたいのか、どんなことにチャレンジしてみたいのかに気付くようになります。

旅行会社のことを調べない=志望動機は書けない

志望動機はそれぞれの旅行会社に対して異なる

ということを理解しましょう。

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面接官に響く志望動機の書き方

上記でも述べましたが、志望動機は自己PRになってはなりません。

志望動機を書く際、文章構成は次のようにすることをお勧めします。

志望動機の文章構成
  • どういった業務に携わりたいか
  • 志望企業の特徴や強み
  • 自分自身の経験
  • 志望企業でチャレンジしたいこと

上記4つのポイントは次のような意図を含んでいます。

ポイントからわかる意図
  1. どういった業務に携わりたいか   なぜ旅行会社を志望しているのか
  2. 志望企業の特徴や強み → 志望企業の研究をしているか
  3. 自分自身の経験に裏付けされているか
  4. 志望企業でチャレンジしたいこと → 志望企業に貢献していく意思表示

これを踏まえて、良い志望動機と悪い志望動機を書いてみましょう。

良い志望動機の例

私は世界の認知度の低い都市や島への旅行商品開発をしたいと思い、御社を志望しました。御社はウェブサイトの販売を通して、クット島やパマリカン島などのニッチなデスティネーションのツアー販売を行い、他社との差別化を図っていることが強みです。他社では体験できない旅行プランを提案することで、お客様に感動を与えたいと考えています。私は大学時代にタスマニア島に一年間滞在した際、日本ではツアー販売されていないタスマニア島をもっと知ってもらいたいと感じました。他社が取り扱っていないデスティネーションを積極的に商品化している御社で差別化した旅行プランを商品開発することで貢献していきたいと考えています。

この良い志望動機の例は、まず最初に旅行会社を志望していることを書いています。

続いて、企業研究を元に具体的な旅行方面を明記することで、きちんと企業研究しているなという印象を与えることができます。

そして、自分自身の大学時代の経験が商品開発そういった考えになっていることを裏付けています。

最後に志望企業でどのように貢献していくかを書いています。

続いて悪い志望動機の例を見てみましょう。

悪い志望動機の例

私は大学時代に世界各国を旅行し、その旅行先で様々な人たちに出会い、いろんな文化を知ることができました。その旅行の経験や異文化交流の経験から、旅行が楽しいものであることを知り、それをたくさんの人に提供したいと考え、御社を志望しました。御社は数多くのパッケージツアーを取り扱っており、様々なお客様の希望に合った旅行プランを提供しています。私は一人一人とのコミュニケーションを大切にし、お客様の要望を引き出すことで、その人に合った旅行プランを提案し、国内、海外問わず、より多くの人に幸せな旅行を提供したいと考えています。

この悪い志望動機の例は、最初に自分の経験から書いてしまいました。

どんな論文でも最初に書くことは結論で、その後に理由などを書き加えて説明していきます。

志望動機を印象付けるためにも、最初に志望しているということをアピールしなければなりません。

また、この例では企業研究をきちんとしていないなという印象を与えます。

面接官の立場からすると具体的なことが述べられていないと志望理由もコピペしているのではと思ってしまいます。

また、採用する側の立場からするとこの学生を採用するメリットも伝わってきません。

僕の体験談(就活生の時、面接官の時)

以上、長々と解説してきましたが、自分自身の経験を思い返し、志望する旅行会社のことを研究していくと、自ずと良い志望動機を書けるようになります。

また、文章構成のルールに従って書くことで説得力のある文章を作ることもできます。

最後に僕の体験談を書きたいと思います。

就活生の時

上記にも説明した通り、僕自身の志望動機を考える際のポイントは次のことでした。

志望動機のポイント
  • オーストラリアのタスマニア島に留学していた
  • 日本ではタスマニア島のパッケージツアーが販売されていなかった
  • タスマニア島のツアーの企画をしてみたい
  • タスマニア島という素晴らしい島を日本で広めたい

旅行会社に就職して、商品企画がしたい、いろんな旅行パーツの仕入れをしたいという思いがありました。

また、学生時代に留学をしていたこともあり、海外の人と仕事をしたいという思いもありました。

そのような思いから、就職活動中にエントリーしようと思った旅行会社のポイントは次のようなところでした。

旅行会社を選ぶポイント
  • ニッチ方面を取り扱っている旅行会社
  • ウェブサイト上でユニークな旅行特集を掲載している旅行会社
  • 島が得意な旅行会社
  • 海外支店を持っている旅行会社

僕自身の就職活動をするまでの海外渡航歴は、留学を含めオーストラリアへの渡航歴だけでした。

そのため、「いろんな国を旅行しました」などのアピールはできなかったため、志望動機でも面接でも「タスマニア島」という言葉をいつも伝えていたことを覚えています。

固有名詞を使うことで具体性が相手に伝わります。

集団面接でも他の就活生から「タスマニア島」という言葉を聞くことは一度もなかったため、面接官に印象を残すことができました。

経験を元に自分のやりたい業務を考え、旅行会社を探し研究する、そして自分自身がどのようにその志望企業にチャレンジや貢献ができるかを考える、それにより志望動機を書くことができました。

運良くいくつかの旅行会社で最終面接に進んだ際は、タスマニア島の旅行企画書を準備し、面接官に渡しました。

これも商品企画がやりたいという強い思いを行動で伝えるための手段でした。

面接官の時

面接官をしていた際、学生の新卒採用の面接や社会人の中途採用の面接を行いました。

面接官といえど、不合格通知を出す際は、その人の人生を左右するのではないかと思い、心が痛むものです。

面接官の時にポイントを置いていたことは次の通りです。

面接官が見るチェックポイント
  • 旅行への熱い思いがあるかどうか
  • 企業研究をしているかどうか
  • 意志がぶれないかどうか
  • 一緒に働きたいかどうか
旅行への熱い思いがあるかどうか

旅行会社で働く以上は旅行のことを好きでなくては働けません。

そして、旅行は形のないものです。

そういった旅行に対して、熱い思いがあるかどうかはとても大事なことで、熱い思いを確認する際は過去に旅行した話をしてもらうのが一番です。

そのため、よくこんな質問をしていました。

過去に行った旅行先の中で一番好きなところについて、私に行きたいと思わせるような説明をしてみてください。

熱い思いがある人は、目を輝かせながらその国、都市、ビーチ、ホテルなどのことを語り始めます。

企業研究をしているかどうか

企業研究をしているかどうか、それを確認することはとても簡単です。

例えば、こんな質問をします。

弊社の旅行商品の中で一番気に入ったものはどれですか?

1つでも旅行商品を確認していたら簡単に答えることができます。

企業研究は本当に差が出ます。

パンフレットやホームページをたくさんチェックしている就活生、カウンター接客に実際に行ってみる就活生、会社案内しか読んでいない就活生、会社案内すら読んでない就活生など。

就活生の中にはそこまでしているのに、なぜあと一歩踏み込まなかったのかという人もいます。

例えば、ホームページのトップ画面のみ見た就活生は、この旅行会社がハネムーンを主に取り扱っているということは知っています。

しかし、どういった商品を扱っているのか、どういった旅行先を扱っているのか、どういった差別化したサービスを行っているのかなどのチェックをしていなかったため、上記の質問をされた際に「ハネムーン商品が気に入りました」と答えてしまいます。

そういった場合は、面接官に企業研究をしていないという印象を与えてしまいます。

意志がぶれないかどうか

次に意志がぶれないかどうかを確認しますが、面接官は質問の言い方をあえて変えて質問をすることが多いです。

例えば、こういった質問をします。

ビジネスを行う上で一番大事なことは何だと思いますか?

お客様から信頼を得る時に一番大事なことは何だと思いますか?

上記の質問は本質的に同じ質問となります。

例えば、1つ目の質問で「時間や期日を守ることです」と答え、2つ目の質問でも同じような答えることができれば、意志がぶれていないという印象を与えることができます。

1つ目の質問で「時間や期日を守ることです」と答えたにも関わらず、2つ目の質問で「コミュニケーションです」と答えてしまうと、本質を理解していないという印象を面接官に与えてしまいます。

一緒に働きたいかどうか

採用する側にとって、一緒に働きたいかどうかはとても重要なことです。

たくさん面接を経験していると、志願者が面接会場の部屋に入ってきた時の印象が大きく左右します。

おそらく、8割~9割ほどはその瞬間の印象で一緒に働きたいかどうかが決まります。

もちろん、退出時も油断はしないように!

また、面接で受け答えをしている際、ネガティブなことを言う機会があるかもしれません。

そういう時は必ず「マイナス・プラス法」で最後はプラスで終わるようにしましょう。

マイナスで終わってしまうと印象が悪くなり、一緒に働いてもネガティブになるという印象を与えてしまいます。

以上となります。

失敗を続けても、最後に成功すれば、それは成功です!

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