旅行会社の社員はお得な割引で海外旅行ができるのは本当?

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旅行会社の社員はお得な割引で海外旅行ができるのは本当? 旅行会社&旅行業界

旅行会社で働いている社員は、旅行をする時、やっぱり割引とか優待はあるのかな。旅行会社で働いている特権みたいなものはあるのかな。

この記事は、そんな疑問に答えます。

本記事の内容
  • 旅行会社の社員は割引料金で海外旅行に行くことができるのか?
  • 旅行会社の社員はどのような割引料金を利用しているのか?
  • 旅行会社の社員とその友人が一緒に旅行する場合は割引があるのか?
  • 旅行会社の社員が割引料金を利用するのは時と場合による

こんにちは、ツバサです。

休暇が取れれば、現実から離れて海外にでも行きたいですね。海外の綺麗なビーチでリラックスしたいものです。そんな海外旅行の費用をできる限りおさえたいと思うはず。旅行会社や旅行業界で実際働いていると安く旅行ができるのではという疑問を皆さんお持ちかもしれません。

僕自身、旅行会社で働いていて、1年に2回以上は海外に行っていました。海外赴任中は出張を含めると毎月のようにどこかしらに行っていました。その際、いろんな方法を使って、極力旅費をおさえるようにしていました。

そこで、この記事では「旅行会社に働いているとお得な割引料金で実際に海外旅行ができるの?」というシンプルな疑問に今回は答えたいと思います。

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旅行会社の社員は割引料金で海外旅行に行くことができるのか?

旅行会社の社員は割引料金で海外旅行に行くことができるのか?

旅行会社で働いているといろんな割引を利用してお得な料金で海外旅行に行けるのではと思われがちですが、結論から言うと、

旅行会社社員はお得な料金で海外旅行に行くことができます

となります。

旅行業界では航空券やホテルなどの優待情報があり、旅行会社社員は海外旅行に行く際はよく利用します。もし優待情報がなかったとしても、人間関係をベースにお得な料金を探すことは可能です。

つまり、旅行会社社員は自社のパッケージツアーを購入することはまずありません。おそらく100%ないかもしれません。社割というシステムのある旅行会社があるかもしれませんが、そもそも旅行商品は薄利多売なものが多いため、社割といっても微々たる割引のみとなります。

また、旅行会社社員は基本的には「旅行のプロ」です。そのため、航空券とホテルを別々に手配をする人が多いと思います。僕自身もいつも航空券とホテルを別々に手配して、海外旅行を楽しんでいました。

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旅行会社の社員はどのような割引料金を利用しているのか?

旅行会社の社員はどのような割引料金を利用しているのか?

それでは、旅行会社社員はどのような割引料金を利用しているのかを見ていきましょう。様々な方法があり、人によっても使い方が異なります。

旅行業界の優待情報を利用する

旅行会社社員は優待情報が出ているかどうかを確認することが多いです。例えば、旅行業界のニュースを発信している「トラベルビジョン」では、優待情報をウェブ上で公開しています。優待情報の詳細を確認するためにはメールニュースの無料会員登録が必要となりますが、航空券のみの優待やホテルのみの優待、航空券とホテルがセットになっている優待などを紹介しています。

優待情報は、日本にある航空会社やホテルなどが設定するものもあれば、旅行会社のランドオペレーターモニターツアーとして航空券とホテルがセットになっているものを設定したり、ホテルの日本地区総代理店のエージェントがホテルのみの設定をするなどしています。

また、優待情報に関しては、基本的にはオフシーズンの時に利用できるものが多くなります。優待情報に掲載されているお得な割引料金を利用する際は旅行会社の名刺コピーの提出などが必要となります。

それでは、旅行会社社員が利用できる割引料金について見ていきましょう。

航空会社やホテルに直接ADを交渉する

旅行会社の社員は航空会社やホテルに直接ADを交渉することが多いです。

「AD」とは?
ADとはAgent Discount(エージェントディスカウント)の略となります。旅行業界であれば、旅行会社などで働いている社員への特別割引料金のことを指します。

航空会社やホテルが公に優待情報を発表していなくても、交渉をすればADの料金設定をしてくれることも多いです。ADの割引料金はピンキリですが、とても安いものもあれば、旅行会社にパッケージツアー用に卸している契約料金よりも少し安い程度のものもあります。

航空会社やホテルがADの料金設定をしてくれない場合は、パッケージツアー用の契約料金で手配をすることもあります。

航空会社やホテルに直接交渉する際は、基本的にはその旅行会社が契約をしているかどうかがポイントです。契約している航空会社やホテルの場合は営業担当が必ず付いていますので、確認も容易に取ることができます。また、旅行会社の日々の販売実績次第では優遇してくれることも多いです。

僕の場合は、基本的にはお付き合いのある取引先にのみADの料金交渉をします。一方で、契約外の航空会社やホテルに関しては、「日々の販売協力もしていないのに割引料金だけ申請してくるのか」と思われるのが嫌なため、ADの料金交渉はしません。契約外の取引先を使いたい場合は、前述の「トラベルビジョン」などの優待情報に掲載されているかを調べて、なければ諦めます。

ホテルに無料宿泊の交渉をする

ADはエージェントディスカウントなだけに単純な割引料金ですが、無料にできるかどうかを確認することもあります。

基本的に航空会社に対しては無料の交渉はしません。航空会社が無料の航空券を提供することは滅多にありませんし、もしあるとすれば、旅行会社の海外研修などの業務に対してのサポートのみとなります。そのため、航空会社に関しては、ADの料金交渉が現実的となります。

ホテルに関してはダメもとで無料にしてもらえないかを交渉することが多いです。ただし、無料交渉をするホテルは付き合いが長いホテルや営業担当と仲が良いホテル、販売実績が良いホテルなどに限ります。

無料の部屋を交渉する際によく使う言葉は、「Complimentary Room(無料の部屋)」です。

プライベート旅行に視察を入れて無料交渉をする

旅行会社あるあるの1つですが、プライベート旅行にも関わらず、視察を入れて無料交渉をすることがあります。僕自身もこれはよくやりました。

例えば、航空券を無料にすることは難しいため、マイレージを使って無料航空券を申請するか、LCC(格安航空会社)を購入するか、航空会社にADの料金申請をして購入するかのいずれかとなりますが、ホテルに関しては視察を組み込んで無料の客室申請をします。

旅行業界では視察のことを「Inspection(インスペクション)」あるいは「Ocular Inspection(オキュラーインスペクション)」といいます。

ホテルで視察を入れる」ということはどういうことかというと、そのホテルの客室やレストラン、その他施設を見て回るということです。ホテルのサイズにもよりますが、約30分~1時間で視察を終えることができます。それによりホテル代金が無料になるのであればお得です!

つまり、ホテル側の立場に立つと、無料で客室を提供するからホテルのことを見て覚えてくださいというように思っているため、視察を入れることでお互いメリットが生まれるわけです。そのため、無料交渉の際に視察を入れるということはとても効果的です。

旅行会社の社員とその友人が一緒に旅行する場合は割引があるのか?

旅行会社の社員とその友人が一緒に旅行する場合は割引があるのか?

さて、ここで疑問です。もし旅行会社の社員がその友人を一緒に連れて海外旅行に行く場合はお得な割引料金で行けるのかどうかという疑問です。

結論から言うと、「割引料金で行ける場合もあれば、行けない場合もある」です。

例えば、次のようなケースがあります。

ポイント

往復航空券
旅行会社社員:航空会社へADの料金申請により割引料金適用。
その友人:もし航空会社が旅行会社社員の同行者1名まで割引料金の適用を可能にしていれば、割引航空券を利用できる。もし同行者不可の場合は別途通常の航空券の購入が必要。

宿泊先のホテル
旅行会社社員:ホテルへADの料金申請により割引料金適用。
その友人:ホテルは基本的には室料で対応するため、旅行会社社員が割引料金を入手していれば一緒に利用可能。

空港からホテルまでの送迎
旅行会社社員:送迎会社へ往復無料送迎を申請することにより無料になることがある。送迎に関しては、ADの料金はほぼない。
その友人:送迎会社にもよるが、旅行会社社員と送迎会社の関係値がとてもよければ、同行者も往復送迎が無料になることがある。もしそうでなければ、友人分は有料となる。

現地でのオプショナルツアー
旅行会社社員:現地のオプショナルツアー会社へ現地ツアーの無料申請により無料になることがある。
その友人:現地のオプショナルツアー会社にもよるが、旅行会社社員と現地のオプショナルツアー会社の関係値がとてもよければ、同行者も現地ツアーが無料になることがある。もしそうでなければ、友人分は有料となる。

このように割引料金で行ける場合もあれば、行けない場合もあります。

僕自身、会社の同期や同僚を連れて海外旅行に行く場合は、視察を入れてでもホテルに対して無料の客室交渉をしますが、友人を連れて海外旅行に行く場合はホテルの無料宿泊の交渉はせず、ADの料金交渉のみ行います。

旅行会社の社員が割引料金を利用するのは時と場合による

旅行会社の社員が割引料金を利用するのは時と場合による

このように旅行会社の社員はお得な割引料金で海外旅行に行くことができます。

ただし、それは時と場合によります。同行者も旅行業界の人なのかどうかなど、状況に応じて交渉内容を変えていきます。

もし同行者の分の航空券のADの料金申請ができなかったり、同行者は現地の送迎やツアーが実費負担になったりする場合は、一緒に旅行をする旅行会社の社員がその金額を折半して負担してあげれば、同行者の友人も喜ぶでしょう。

以上となります。

旅行会社で働いているだけにやっぱり海外旅行は特権として安く行きたいですね。安く行くには日頃の販売努力や人間関係がとても重要です。

それでは、良い一日を!