海外赴任に慣れるまでどれくらいかかる?慣れるための8個の方法

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海外赴任に慣れるまでどれくらいかかる?慣れるための8個の方法 海外赴任

海外赴任すると慣れるまでにどれくらいかかるんだろう。慣れるまでに疲れちゃったりしないのかな。実際に海外赴任をした人に聞いてみたいな。

この記事は、そんな疑問に答えます。

本記事の内容
  • 海外赴任に慣れるまでどれくらいかかるのか?
  • 海外赴任に慣れるための8個の方法とは?

こんにちは、ツバサです。

僕自身、大学時代の留学で1年間、そして海外赴任で約6年間を海外で過ごしました。

数日から1週間程度の海外出張は30回~40回は行っていると思います。

海外赴任について個人的なアドバイスをするとしたら、とにかくアクセルを120%踏み続けるくらいの頑張りをしろ仕事や異国でのチャレンジを楽しめということです。

それができれば、自然と海外赴任に慣れていきます。

この記事では、「海外赴任に慣れるまでどれくらいかかるのか?」「海外赴任に慣れるための8個の方法とは?」を詳しく解説したいと思います。

海外赴任に慣れるまでどれくらいかかるのか?

海外赴任に慣れるまでどれくらいかかるのか?

海外赴任にチャレンジする人は、日本にいる時にそれなりの大きな決断をして、海外で活躍するという目標を持って、日本を出発していると思います。

海外に着いて生活がスタートすると、些細なことでさえ日本と同じようにうまくいくことはありません。

最初は「海外だからしょうがない。。。」と思っていても、自分の知らぬ間にストレスを抱え込むようになってしまいます。

そんな異国の地での海外赴任は、生活するだけでなく「仕事」もしなければなりません。

海外赴任とは日本から派遣され、海外支店等で大きなミッションを課されることが多いです。

些細なことでも日本と同じようにうまくいくことがない中で、その大きなミッションを短期間で達成しなければなりません。

海外赴任をしていた際は、後輩社員に「海外赴任に慣れるまでどれくらいかかりましたか?」という質問を度々受けました。

僕の場合は、次の通りです。

慣れるまでの期間
  • 生活面:慣れるまで約1ヵ月
  • 仕事面:慣れるまで約1年

ただ、海外赴任でも一般社員で派遣されるのか、管理職で派遣されるのか、既存の海外支店に派遣されるのか、海外支店立ち上げで派遣されるのかなど、立場や条件により海外に慣れるまでの期間には「個人差」があります。

海外赴任をしてから1カ月目

海外赴任で現地に到着してからは、住居となる賃貸物件の契約や現地での就労ビザや労働許可証の手続きに忙しく、さらに新しいオフィスで新しいスタッフとの新しい仕事がスタートするため、あっという間に1カ月は過ぎます。風邪を引く暇もありません。

日本にいる時は月曜日から金曜日までの5連勤は非常に長く感じるものですが、海外赴任ではおそらく人生の中で最速のスピードで1週間が過ぎます。

現地でやること
  • 住居の選定や賃貸契約の手続き
  • イミグレーションでの就労ビザの手続き
  • 労働省での労働許可書の手続き
  • 新しい職場での新しい業務のスタート

海外赴任をしてから3カ月目

現地での新生活と新しい職場での仕事をスタートさせ、フル回転で毎日を過ごしているとあっという間に3カ月が経ちます。

3カ月経つと生活や仕事のペースにも慣れてくる頃です。

慣れる」ということは「安心する」ということです。

しかし、人間の体にも限界があり、海外赴任後の3ヵ月間を全速力で走り続けた結果、知らぬ間に体を酷使しており、疲れが溜まった状態になっています。

そして、誰もが体調を崩します。

海外赴任3か月目で体調を壊す」ということは、「海外赴任あるある」の1つです。

僕は、海外支店の立ち上げで海外赴任をしましたが、海外赴任後、朝8時から夜の11時、あるいは12時くらいまで毎日働き、休日もほとんど返上で3カ月が過ぎた頃、やはり体調を壊してしまいました。

現地でよくあること
  • 「慣れる」=「安心する」=「気が緩む」
  • 海外赴任3か月目で体調を崩すことは海外赴任あるあるの1つ

海外赴任をしてから6カ月目

海外赴任6か月目くらいになると、海外での生活や仕事にも慣れ、少しずつ新しいことに目を向けることができるようになってきます。

生活の面で言うと、郊外の観光地に遠出をしてみたり、その国の国内旅行をしてみたりと、少しずつその国での行動範囲を広げていくようになります。

仕事の面で言うと、目の前の業務をこなすことに精一杯だった状況から、少しずつオフィス内で足りないものが見えてきたり、現地スタッフにもきちんと目を配れるようになっていきます。

この6カ月目の段階で半年後のことを考えられるようになっていれば、とても成長している証拠です。

現地でよくあること
  • 「新しいこと」に目を向けられるようになる
  • 行動範囲が広くなる

海外赴任をしてから1年

海外での生活の基盤もでき、いつの間にか「住めば都」と言っている程、現地の生活に慣れます。

また、仕事面ではその国での仕事のやり方の1~10までを一通り経験している状態です。

海外赴任の1年目が終わった段階で、自分自身の中に「チャレンジ」という気持ちを持っている状態になれれば、2年目、3年目の働き方がとても変わっていきます。

異国の地で「チャレンジ」するということは、日本でチャレンジすること以上にパワーも使いますし、時間も使います。

それでも「チャレンジ」するということは、国際舞台で仕事を拡大したいという強い想いの表れです。

現地でよくあること
  • 異国の地も「住めば都」
  • 現地の仕事のやり方を一通り経験
  • 異国の地で「チャレンジ」の気持ちを持てるかどうか

海外赴任に慣れるための8個の方法とは?

海外赴任に慣れるための8個の方法とは?

今回は海外赴任に慣れるための方法8個を実体験に基づいて紹介したいと思います。

方法①:海外赴任前に本を読む

海外赴任が決まったら、「日本人が海外で最高の仕事をする方法」という本を読んでみてください。

海外赴任での仕事の失敗談や現地スタッフとのコミュニケーションの難しさなどを糸井公廣氏が実体験を基に書いた本です。

海外赴任前に知っておいてよかったということがたくさん書いてあります。

今、日本にいる人でも海外の取引先と仕事をしている方にもお勧めできる本です。

方法②:海外赴任先の文化を否定しない

海外赴任をすると現地の人達の行動や習慣がどうしても受け入れられないシチュエーションが多々あります。

同じオフィスで働いているスタッフのことですら、受け入れ難いことが起こるでしょう。

それでも「否定」はしてはいけません。なぜなら、それは彼らの「文化」だからです。

否定」をするのではなく、それをすることで「何が起こるのか」をきちんと伝えるようにすると良いでしょう。

方法③:現地の人達の宗教を尊重する

日本人は主に仏教徒ですが、仏教に関してはほとんど知りません。

どういった考え方なのか、仏教の本は読んだのか、仏教に関わる祝日はあるのか、毎週必ずお経を唱えるのかなど、一般的な日本人には馴染みのないことばかりです。

つまり、「宗教心」がとても薄いのです。

海外の人達にいつも笑われたりすることが1つあります。

日本人は仏教徒なのに結婚式は教会でやるの???

ということです。海外の人にとったら、不思議でしょうがないみたいです。

それは「宗教」に関わるバックグランドが全く日本人と異なるからです。

そのため、海外赴任中は現地の人達の「宗教」に関わる行動や習慣を「否定」せずに尊重すると良いでしょう。

方法④:移動手段を確保する

海外生活でのストレスの原因の1つは「移動手段」です。日本は電車もバスも時刻表があり、タクシーの運転手は乗車拒否をしません。

しかし、海外では電車もバスも時刻表通りに来ませんし、タクシーの運転手の乗車拒否は日常茶飯事です。いつまで経っても現地での移動にはストレスを感じてしまい、慣れません。

そのため、会社負担で社用車を用意してもらうなどして「移動手段」を確保することをお勧めします。

それにより行動範囲も広がり、安全も確保されます。

方法⑤:興味を持って知る

海外赴任に慣れるためには、現地のスタッフとどれくらい距離を縮めることができるかにもよります。

現地スタッフをご飯を食べに連れて行く時は、日本食を食べさせてあげようと思いがちですが、たまには現地の料理をみんなで食べてみてください。

海外赴任をしている日本人の中には現地の食事は一切食べないなど、興味すら持たず、現地スタッフと食事すらしない人もいます。

現地に関することには何事にも興味を持ち、知るということはとても大切です。

ビジネスの世界では「知っている」ことと、「知っていない」こととでは大きな差が生まれます。

日頃から「興味を持って知る」という行動をすることで海外赴任生活に慣れていきます。

方法⑥:会社のイベントを思う存分楽しむ

海外では会社のイベント、例えば、会社のアウティングやチームビルディング、クリスマスパーティーなどをとても大事にしています。

「アウティング」とは?
アウティング(Outing)とは、会社の社員旅行。主に日帰りで遠出することが多い。
「チームビルディング」とは?
チームビルディングとは、社員と意識を1つにし、1つの目標に向かって組織づくりを行うこと。部署などの垣根を越えて社員同士がコミュニケーションできるメリットもある。

日本の場合、こういったイベントには参加しないスタッフがいたり、モチベーションが低いスタッフもいます。

しかし海外ではこのようなイベントを行っている会社を社員は誇りに思っており、イベント当日は全力で楽しみます。

会社によっては、オリジナルTシャツを作ったり、イベント用のターポリンを作ったりもします。

そのため、現地スタッフと同じように全力で楽しむことは、現地での仕事の在り方に慣れるための一歩となります。

会社自体にこういったイベントがないということであれば、提案してみるのも良いと思います。

方法⑦:「日本だったらできたのに」という言葉を使わない

海外で仕事をしていると、予測できないトラブルがいきなり振りかかってきます。

なぜそんなタイミングでトラブルが起こるのか、なぜそのプロセスでトラブルが起こるのかが最初は理解ができないでしょう。

そのような時は必ずと言っていい程、「日本だったらできたのに」「日本だったらトラブルを防げるのに」という言葉を口にしてしまいます。

しかし、海外赴任先は日本ではありません。

そして一緒に働いているスタッフも日本人ではありません。「日本だったらできたのに」という言葉を使い続ける人は、その国での仕事にずっと慣れません。

トラブルが起こっても、起こるべくして起こったものと考えるようにして、その都度臨機応変に対応することで仕事のやり方に慣れていきます。

方法⑧:何事も百聞は一見に如かず

海外赴任中はアクティブな人ほど成功します。

ここでいう「アクティブ」というのは、「百聞は一見に如かず」という意味です。

日本で何か気になった場合、すぐにインターネットで調べることができ、日本人ということもありイメージもしやすいです。

しかし、海外では日本人の感覚で想像しても、全く想像と違うことが多々あります。

そのため、気になったら、とにかく行動に移して、現物を見に行くことが大切です。

その行動力が海外赴任に慣れるためのキーポイントです。

反対にずっとオフィスのデスクに座り続けている人は海外赴任に失敗します。

以上となります。

海外赴任は思った以上に大変ですが、何事も慣れたらこっちのものです。海外では僕たちが「外国人」です。それを忘れず、アクセルを120%踏み続けて、突っ走るしかありません!

それでは、良い一日を!