【旅行会社社員が教える】旅行会社利用のメリット&デメリット

【旅行会社社員が教える】旅行会社利用のメリット&デメリット 旅行会社&旅行業界

海外旅行に行きたいけど、そろそろ慣れてきたから、今回は旅行会社を使わないで個人旅行で行ってみようかな。。。でも不安だ。。。旅行会社を使うメリットって何なんだろう。

この記事は、そんな疑問に答えます。

✔ 本記事の内容

  • 旅行会社を利用するの5つのメリット
  • 旅行会社を利用するデメリット

僕自身、旅行会社で長年働き、カウンターセールスや商品企画、そして海外赴任を通して現地支店での観光客受け入れなどを行ってきました。表には出ていない旅行会社の裏事情を今回はお伝えしたいと思います。

この記事では、「【旅行会社社員が教える】旅行会社利用のメリット&デメリット」を詳しく解説します。

これから海外旅行をする予定の人、これから旅行会社に就職を目指している人など、是非この記事を読んでみてください。

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【旅行会社社員が教える】旅行会社利用のメリット&デメリット

旅行会社を利用するの5つのメリット

海外旅行に行こうと思ったら、まずガイドブックやインターネットで調べますよね。行きたい国や都市の情報を調べたり、そこに行く旅行会社のパッケージツアーを調べてみたり、人によって様々です。

まずは旅行会社を使うメリットを見ていきましょう。

旅行会社を利用するの5つのメリット

(1)航空券もホテルも旅行代理店用のレートがある

旅行会社のパッケージツアーは安いとよく言われますが、確かに安いです。その理由に旅行会社は航空会社やホテルから旅行会社専用のレートを得ているからです。

航空券:航空会社から包括旅行用の料金を仕入れている
包括旅行用というのはパッケージツアー用という意味です。航空券には座席の予約クラスというものがあります。ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスという意味ではなく、例えば、エコノミークラスの中でいくつかに予約クラスが分かれているという意味です。良い例は、エコノミークラスの座席でも料金価格帯で条件が異なったり、マイレージ加算率が異なったりしますが、まさにそれが予約クラスが分かれているということです。旅行業界ではその予約クラスのことをRBD(Reservation Booking Designator)と言います。航空会社によってその数は異なり、予約クラスが多い場合はエコノミークラスだけでも10個くらい予約クラスが分かれています。

パッケージツアーで使う予約クラスは、料金体系がとても安い予約クラスを使うことが多いです。そのため、パッケージツアー用の座席は様々な条件があります。

  • プリチェックイン(事前チェックイン)ができない
  • マイレージが加算できない
  • 日付やルート変更ができない
パッケージツアーを問い合わせると、稀に「パッケージツアー用のお席が満席で、〇〇〇〇円追加したらお席が取れます」みたいな案内をされたことありませんか?これはエコノミークラスでも料金が高い予約クラスしか空いていないという意味でもあります。(※旅行会社はこの場合、手配旅行に切り替えて受け付けをしなければいけません)

ホテル:ホテルから包括旅行用の契約レートを仕入れている
ホテルもパッケージツアー用のレートがあります。パッケージツアー用ということもあり、客室単体では販売できないレートになり、必ず送迎や観光などを付けたプログラムにしか使用できません。ほとんどのホテルの契約レートは、客室に朝食が付いたレートとなっており、一般販売されているレートよりも10%から30%程安いレートとなります。また、税金やサービスチャージも契約レートに含まれています。

そのため、旅行会社のパッケージツアーは安いのです。

  • ホテルの契約レートは客室単体では販売ができない条件
  • ホテルの契約レートは税金やサービスチャージが含まれている

(2)空港からの送迎、空港への送迎が安心

海外旅行のトラブルの中でも多いのが空港からの送迎や空港までの送迎です。つまり、タクシー移動でお金をぼったくれるというトラブルです。

日本を気分良く出発し、仕事のことも忘れて海外旅行を楽しもうと現地に降り立った後、いきなり移動でトラブルって一番辛いところですよね。

海外に長く住んでいた僕ですら、現地で日本人を見ると観光客なのか現地在住者なのかはすぐにわかりました。僕でわかるくらいなので現地の人からしたら一発でわかりますね。特に発展途上国の東南アジアのようなところに海外旅行をする人は、現地の人にとったら海外旅行できるくらい裕福な人たちと見られます。

海外旅行を販売していると送迎代金が高いと言われることが多いですが、安心・安全を確保できた上で、それでも本当に高いでしょうか?例えば、空港送迎単体で手配をしたとしても次のような料金です。高くないですよね。

【日本】
羽田空港➡渋谷:片道6500円~
成田空港➡渋谷:片道22000円~
(参考)東京MK

【フィリピン・マニラ】
マニラ空港➡マカティ:片道35ドル~(約3800円~)
(参考)ベルトラ

【ベトナム・ホーチミン】
ホーチミン空港➡ホーチミン市内:片道19ドル~(約2100円~)
(参考)ベルトラ

【タイ・バンコク】
スワンナプーム空港➡バンコク市内:片道1500バーツ~(約5250円~)
(参考)ベルトラ

空港送迎を手配するということは、安心・安全を確保するということです。タクシー移動して現金、財布、パスポートなどを取られてしまったら、現地警察に届け出て、旅行会社からお金を借りたり、日本の親や友人に送金をしてもらったり、日本大使館に一次渡航証明を発行してもらったりと、その後の滞在が台無しです。

  • 空港送迎を手配する=安心・安全を確保できる
  • 旅の始まりは肝心です。
【実例】
フィリピン・マニラ空港の第1ターミナルから市内に向かうために空港で流しのタクシーを拾って乗車。空港のエリアを抜けると市内とは逆方向に向かって走ったため、ドライバーに英語で伝えるも無視される。後ろの座席のドアは内側から開かないようになっており、監禁状態になってしまう。ドライバーから所持金全部を要求され、12000ペソを渡す。その後、ハイウェイの路肩で降ろされる。

(3)現地ホテルの消防法や非常口等を確認している

旅行会社がパッケージツアーで使っているホテルは、旅行会社の現地視察や調査を元に選定されています。

特にパンフレットなどを発行している大手旅行会社については、パッケージツアー販売前にホテルを視察し、ホテルの事業許可書の確認非常口の設置の有無現地消防法に順じているかなどをチェックします。

このチェックをして審査を通さないとパンフレットに掲載ができないのです。

パッケージツアーの商品を比較していると、中小旅行会社が使っているホテルを大手旅行会社は使っていないことが多いです。エクスペディアアゴダなどのOTAで販売されているホテルはとてつもない数がありますが、それらのチェックを全てしているかは不明です。

  • ホテルの事業許可書や非常口の設置の有無、消防法の確認をしている
  • パンフレットに掲載するホテルの審査はとても厳しい

(4)現地支店や現地手配会社のオフィスがある

現地に旅行会社の海外支店や現地手配会社のオフィスがあることは何よりも頼もしいことです。特にトラブル時に現地に精通している人がアシストしてくれるというのは安心します。さらにそれが日本語で対応してもらえるとなるとそんな嬉しいことはないですよね。

個人旅行で自分でホテルやツアーなどを手配した場合、トラブル時の対応は全て自分でしなければなりません。自分で警察に届け出て、保険会社に連絡して、病院に行って、航空会社やホテルに交渉して。。。。。英語や現地の言葉が使えればできるかもしれませんが。。。。。現実は警察の場所も病院の場所も知らないですし難しいですよね。

トラブル時にはやはり現地旅行会社の方にアシストしてもらうことが最短で解決できることになります。

  • 旅行中の安心・安全を確保するのは出発前の自分次第
  • 海外でのトラブル時、自分で突破口を見出せる人は自己手配でもOK
【実例】
タイ・バンコクのスワンナプーム空港がデモにより占拠され閉鎖になった際、飛行機の運航ができず、日本に帰国できず。現地旅行会社の手配により急遽カンボジアへの陸路の手配及びカンボジアから日本までの航空券手配を行い、無事に帰国。

(5)こまごました手配が事前にできる

これはハネムーンとかアニバーサリーの際の海外旅行の際に同行者やパートナーを現地でびっくりさせたいと思った時に旅行会社を使っていればとてもメリットがあります。

例えば、ホテルのディナーの時に同行者にバースデーケーキをサプライズで出したい、このような手配は旅行会社もお手の物です。ビーチサイドでプライベートディナーをセットアップし二人だけのためのシェフを付けてほしい、こんなのも旅行会社にお願いしたら手配が可能です。

自分でホテルを手配していたら、ホテルにあれやこれやと伝えて、メニューを選んだり、ドリンクメニューを確認したり、料金の交渉をしたりと大変です。しかも全て英語での交渉になるでしょう。

また、現地の観光地を効率よく回る際には旅行会社に車両を手配してもらいルート選定してもらうのもありです。僕が海外旅行する際は現地で移動手段を探したり、車会社をチェックしたりする時間がもったいないと思ってしまうので、車両は旅行会社に手配お願いして、観光地の入場料などは自分で払うようにしています。海外旅行中の時間はとても貴重です。また、車両手配を旅行会社を通すことで安心・安全も確保ができます。

  • サプライズの手配は事前チェックまでしてくれる旅行会社で簡単手配
  • 海外旅行中の時間は貴重!いかに効率よく時間を使うかがポイント

旅行会社を利用するデメリット

旅行会社を利用するデメリット

旅行会社を使うとどんなデメリットがあるのでしょう。

現地送迎が混載送迎

旅行会社のパッケージツアーの場合、送迎関係は基本的に他のお客様との混載送迎となります。他人に気を遣ってしまう場合は少し辛いかもしれません。特に空港ではイミグレーションでの審査やターンテーブルでの荷物のピックアップにより、送迎場所のミートポイントに出てくるタイミングがお客様によっては異なるため、待ち時間があったりもします。

もちろん、他人と混載は嫌だ!という人には、プライベート送迎にアレンジが可能となります。

現地観光が混載観光

送迎に続いて、現地での観光も基本的に他のお客様との混載観光となります。観光は時間の拘束が長いこともあり、他人に気を遣う方はとても大変かもしれません。また、観光地での出発時間に遅れる人もいますよね。そういった方を待つ時間はもったいないと思うかもしれません。

ただし、観光に関してもプライベート観光へのアレンジが可能となります。

航空会社未定?!ホテル未定?!

以前は、旅行会社のパッケージツアーでは、航空会社未定ホテル未定の商品が多くありました。出発の2週間前に使用する航空会社やホテルが決まるというものです。それはそれで楽しみですが、お客様によっては「選べない」という不満を持っている人もいました。(料金重視なのだから致し方ない。。。)

しかし、最近では航空会社もホテルも指定プランが主流となっているため、よっぽどの価格重視のパッケージツアーを選ばない限り、〇〇未定といった商品はありません。

スケジュールが拘束される?!

パッケージツアーに参加するとスケジュールを拘束される、行動が絞られるということを聞きます。観光付きのパッケージツアーに参加した場合はそういったこともあるかもしれません。実際に観光地でもう少し見たいのに。。。と思うこともあるかもしれません。

最近では、パッケージツアーでも自由旅行に近い商品もたくさんあります。パッケージツアーに含まれる内容は、往復航空券と宿泊ホテルのみといったとてもシンプルなプランです。送迎も観光も付いていません。

最近ではJTBメディアリテーリングが、「tabiniico(タビニコ)」というサイトをオープンさせました。これも往復航空券と宿泊ホテルのみパッケージツアーばかりの自由旅行をテーマにしています。

JTB tabiniico(たびにこ/タビニコ)|海外個人旅行の検索・予約サイト|株式会社JTBメディアリテーリング
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以上となります。

旅行会社を利用するメリット&デメリットはいろいろありますが、どちらかというとメリットの方が多いと思います。異国の地で一番重要視することは安心・安全です。それに尽きると言っても過言ではありません。

そこにお金を使ってこそ、良い買い物ですね。

それでは、良い一日を!