旅行会社を辞めたい!旅行業界から異業種へ転職するための能力とは?

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旅行会社を辞めたい!旅行業界から異業種へ転職するための能力とは? 旅行会社&旅行業界

旅行会社を辞めたい。でも旅行会社から別の業界へ転職できるのかな。旅行会社でしか働いたことがないし、自分に何か能力はあるのだろうか。

この記事は、そんな疑問に答えます。

本記事の内容
  • 旅行会社から異業種へ転職をしたい理由とは?
  • 旅行会社で身に付いた自分の能力とは?
  • 転職活動前に自分の市場価値を調べる
  • 旅行会社から異業種への転職は可能
  • 旅行会社に勤めながらの転職活動は地獄

こんにちは、ツバサです。

旅行会社の仕事は遣り甲斐がある一方で、激務から離職率が高いという現実があります。多くの旅行会社が若手社員と30代後半あるいは40代以降の社員からなる「中堅社員の中抜け状態」の歪な組織構造となっています。僕の前職の旅行会社では300名弱の社員数でしたが、1年で40名程退職した年もありました。

僕自身も旅行会社を退職した身ではありますが、退職する時は将来のことを考えて、とても不安になるものです。僕自身も不安になりました。また、一般的に旅行会社の社員は転職に不利と言われており、旅行会社を退職しても、また旅行会社に戻ってくるということもよくあることです。

今回は、「旅行会社から異業種へ転職する」ことについて詳しく解説したいと思います。

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旅行会社から異業種へ転職をしたい理由とは?

旅行会社から異業種へ転職をしたい理由とは?

旅行会社の退職率が高い理由から見ていきましょう。

僕自身が旅行会社で働いている時に退職していった同僚や部下、他旅行会社の知り合いなどが理由として挙げていた理由は次の通りです。

退職したい理由
  • 給料が他業種と比べて安い
  • 給料が上がっていく見込みがない
  • 役職のポストがないため、昇進する見込みがない
  • シフト制のため、休みが不規則
  • 残業多く、体力的にきつい
  • 将来のビジョンを持てない
  • 結婚資金が貯まらない

退職理由には様々な理由がありますが、主に「安月給」「時間が不規則」「将来が見えない」というような理由が多いです。

確かに旅行会社で働いていると、基本給が安いため、給料を上げるには役職者にならなければなりません。しかし、40代以上の社員で役職者は占められており、一般社員は役職者になるためのポストがないため、数年後の自分自身すら描くことができません。また、残業が多く、繁忙期には終電ということもよくあります。平日休みも多く、パートナーや恋人、友人との休みも合いません。

また、カウンターセールスや電話対応の内勤営業をしていると、待ちの営業ばかりとなり、こちらから営業を掛けることはありません。そのため、法人営業のような俗に言う「営業職」とは異なります。特に男性の30歳前後の社員はカウンターセールスや電話対応の内勤営業をその歳まで続けていると将来に対してものすごく不安になります。

こういった背景があるために旅行会社の退職者は非常に多いです。

旅行会社で身に付いた自分の能力とは?

旅行会社で身に付いた自分の能力とは?

そんな旅行会社の現状を踏まえても、旅行会社の仕事を通して身に付いている能力や知識はあります。

例えば、旅行会社のカウンターセールスなどの営業を通して、次のようなことを身に付けることができます。

身に付く能力や知識
  • 様々な要望を聞き出し、プランを提案する提案力
  • カップルやハネムーナー、シニア、学生など異なるタイプの顧客を相手にする柔軟性
  • 短期間で信頼関係を築くコミュニケーション能力
  • プラスアルファの感動を与えるためのホスピタリティ
  • トラブル時の課題解決能力

特に大手旅行会社の販売店は、海外旅行と国内旅行で担当は分かれているものの、海外旅行だけでも多くの国や都市を扱うため、全般的なコミュニケーション能力がないと対応ができません。

また、旅行業というのは台風や火山のような天災にとても影響される仕事です。台風で飛行機が欠航になったり、火山の噴煙が影響して空港が閉鎖されたりと、大きなトラブルの対応を毎年のように経験します。まさに修羅場というものですが、その問題解決能力は非常に高いと思います。

そのため、旅行会社の社員は転職に不利ということは考えずに、今まで行ってきた業務を通して得た能力に自信を持ちましょう。

転職活動前に自分の市場価値を調べる

転職活動を始める前に必ずやっておくべきことは、自分の経歴が市場ではどれくらいの価値が実際にあるのかをチェックしておくことです。

無料ツール:MIIDAS(ミイダス)

MIIDAS(ミイダス)は、  自分と同じような経歴やスキルを持っている人が実際どれくらいの年収をもらっているのかを調べることができます。

また、ビジネスマンとしての行動特性パーソナリティなどを分析することができます。

それらをしっかりと把握した上で転職活動をスタートさせましょう。

旅行会社から異業種への転職は可能

旅行会社から異業種への転職は可能

旅行会社の社員が転職をする際、別の旅行会社に転職をしたり、航空会社やホテルなどの同じ旅行業界に転職をする人は多いです。

例えば、旅行会社でランドオペレーターをやっている人はホテルの営業職に転職する人が多いです。それは、ランドオペレーターの多くの業務にホテルに関することが関わっているためです。実際にランドオペレーターで働いていた僕の知人は国内のホテルの営業職に転職をしました。

旅行会社から異業種への転職が実際可能かどうかという不安はあるかもしれません。しかし、心配はいりません。

「旅行会社から異業種への転職も可能です。」

例えば、僕の知人には次のような転職組がいます。

旅行会社でカウンターセールスや団体営業を経験。その後、旅行会社を退職し、和食専門の飲食店へ転職。

旅行会社の手配課で働いた後、退職。その後、舞台などの企画運営をするイベント会社へ転職。

旅行会社でカウンターセールスを経験し、その後、退職。旅行先で興味を持ったアロマセラピーの資格を取得し、フリーランスとして独立。

旅行会社でカウンターセールスや経営企画を経験し、その後、退職。人材派遣会社へ転職。

旅行会社で企画&仕入れを経験し、退職後、アパレルやワインなどの会員制ECサイトの会社へ転職。

20代の人は転職サイトへ登録して、転職活動を行う人が多いです。30代の人は転職サイトへの登録と並行して、転職エージェントにも登録し、スカウティングを受けている人が多いです。

異業種に転職するからには、転職活動の際に異業種について勉強しなければなりません。また、旅行会社で勤めていた際の実績などもまとめて準備しておくことが必要です。

旅行会社のカウンターセールスのような営業をしていた人は、異業種に転職する際、営業職としての採用が比較的多いです。

このように旅行会社から異業種への転職が可能です。

旅行会社に勤めながらの転職活動は地獄

旅行会社に勤めながらの転職活動は地獄

しかし、注意しなければならないことがあります。

旅行会社は休みが不規則で土日休みもあれば、平日休みもあります。転職活動は基本平日に行うことになるため、志望先の企業への面接日時に時間を作れるように仕事を調整しなければなりません。

平日休みでうまく面接日が合えばよいですが、仕事の日に面接が重なってしまうと、夜7時や8時に面接を設定してもらうなどの交渉が必要となってきます。

僕の周りで転職活動をしていた人はみんな疲弊しており、とにかく休まらない毎日が続くと言っていました。不眠症になった人もいた程です。

それだけ、旅行会社で働きながら転職活動をすることは地獄ということです。

転職活動を効率よくするには、転職エージェントのスカウティングを使うことをお勧めします。また、旅行会社から異業種に転職するには、34歳までに行動を移した方がよいです。なぜなら、35歳を過ぎた転職案件は非常に少ないためです。ある程度のキャリアや実績があれば問題ありませんが、それらがない場合はスカウティングも良い案件を提案しにくいため、転職自体がとても狭き門となってしまいます。

僕自身も旅行会社の退職前に転職エージェントに登録し、今までの職歴や実績からスカウティングの担当者がいろんな転職案件を提案してくれました。中には年収が300万円もアップする案件もありました。

スカウティングを使うメリットとは?

また、スカウティングを使うメリットはもう1つあります。給料や職場環境などをスカウティング担当者に相談をすると、「転職をしない方がよい」「まだその仕事を続けた方がよい」など、そういったアドバイスもしてくれます。

実際、僕の知人に旅行会社で係長として働いていた人が転職エージェントの担当者に現状を伝えたところ、「転職をしない方がよい」というアドバイスをされたことがありました。おそらく、現状の給料や今までのキャリアを考えると、転職するよりも今の仕事を続けた方がよいという判断をしたのだと思われます。

旅行会社を辞めたいと思い込んでしまっている状態の時に、自分自身の現在地を第3者から見て、どのように映るのかを聞くことはとても良いことです。

以上となります。

旅行会社を辞めたい理由は人によっていろいろありますが、旅行会社で働いてきた知識や経験、そして日々磨いてきたコミュニケーション能力などに自信を持ちましょう。

自信を持つことで旅行会社から異業種への転職も必ず良い方向に向かいます。

旅行会社の日々の業務は忙しく、休みも不規則なため、転職活動はとても大変ですが、転職エージェントのスカウティングなどをうまく使って、効率よく転職活動を行いましょう。

それでは、良い一日を!