【海外赴任者が語る】海外赴任の仕事で失敗する7つの理由とは?

【海外赴任者が語る】海外赴任の仕事で失敗する7つの理由とは? 海外赴任

海外赴任を考えているけど、不安がいっぱい。。。外国人と一緒に働くと大変なのかな。。。失敗だけはしたくないな。。。海外赴任者に話を聞いてみたいな。

この記事は、そんな疑問に答えます。

✔ 本記事の内容

  • 海外赴任の仕事で失敗する7つの理由

僕自身、海外赴任を約6年間しました。最初の1年目を例えると車のアクセルをずっと踏み続けっぱなしの状況でした。1年目は僕とローカルスタッフ1名の計2名でスタート、帰任前には2店舗の運営及びスタッフ数約60名になっていました。

その6年間の海外赴任の仕事の中で失敗したこともたくさんありました。いつも胸の中で自分自身に聞かせていた言葉は、松下電器の創業者・松下幸之助氏の言葉です。

とにかく、考えてみることである。工夫してみることである。そして、やってみることである。失敗すればやり直せばいい。

この言葉の通りで、その繰り返しの連続でした。

この記事では、その海外赴任に関する「海外赴任の仕事で失敗する7つの理由」をわかりやすく解説したいと思います。

旅行業における海外赴任の話になりますが、旅行業以外で海外赴任を考えている方でも参考になると思いますので、是非この記事を読んでみてください。

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【海外赴任者が語る】海外赴任の仕事で失敗する7つの理由とは?

海外赴任の仕事で失敗する7つの理由

海外赴任を考えているなら、次の7つのことに注意するべきです。

現地の文化を気にしないと失敗する

これは基本的なことですが、まさに「郷に入れば郷に従え」です。

ただし、海外赴任を通して現地駐在員をする人は「郷に入れば郷に従え」にある程度の日本の仕事のやり方を取り入れなければなりません。

特に気を付けないといけないことは、「宗教」「家族」です。

宗教」については、クリスチャンやカトリックなど人によって異なりますが、宗教が異なると食生活習慣なども異なります。また、宗教上の祝日などもあり、例えば有名な宗教上の祝日は4月中旬頃の「ホーリーウィーク(聖週間)」があります。

家族」については、日本でもあると思いますが、海外では家族愛がとてつもなく大きいです。それを感じることができるのは、例えばキリスト教の普及している国では「クリスマス」です。日本の若者であれば、クリスマスと言えば恋人なんていう感覚ですが、キリスト教を信仰している人にとっては「クリスマス=家族」です。

業務上、オフィスを開けないといけない場合もありますが、現地の文化を理解し、営業時間を調整するなどした方が、現地スタッフには「この会社は私たちの文化を理解してる」と思われます。

【僕の実体験】
社会貢献活動として現地の地元自治体と協力してビーチクリーニングをしたことがありますが、参加してくれた方々にお弁当を無料で配りました。お弁当のおかずは白ご飯と豚肉の炒め物でしたが、イスラム教の参加者が数名いたことが発覚し、急遽鶏肉のお弁当を買いに行きました。

日本式の働き方を強要すると失敗する

文化のところでも少し触れましたが、現地のやり方にうまく日本式の働き方を組み込んでいくことが大切です。

絶対にしてはいけないことは強要することです。

例えば、早めの出社を当たり前のように強要したり、定時で帰ることに難色を示したり、長時間働くことが正義みたいな考えを教えたり、そういうことは全てNGです。

ただし、現地で1つだけ日本式を徹底してもよいと言われたら、迷うことなく「時間厳守」について徹底します。

特に「遅刻」に対してです。

僕自身が東南アジアに海外赴任していたこともあり、現地の国民性を考えるとこの時間厳守に関しては毎日徹底していました。

もし1つだけ日本式を徹底してもよいなら、「時間厳守」を徹底するべき
【僕の実体験】
日本側が営業してたら、現地側も営業しようと思い、現地の祝日もオフィスを開けていたら、スタッフから宗教上の祝日はせめて休みをくださいとコンプレインが上がった。そのため、営業時間を半日にするなどして対応した。

デスクに座り続けると失敗する

旅行業に関して言えば、間違いなく「デスクに座り続ける」と失敗します。

例えば、旅行業の場合、パッケージツアーで使うホテルや観光地、送迎車などの現場・現物を見ないと必ず失敗します。

つまり、現地にいてもオフィスに居続ければ「机上の空論」になってしまうということです。

近年の海外旅行市場はランドオペレーターが鍵を握っています。

現地のランドオペレーターが「情報を随時アップデートできるか」、「いろんな旅行パーツを仕入れることができるか」、「現地で今までにないサービスを作り出せるかどうか」など、それらがキーポイントになっています。

例えば、旅行会社によっては現地サービスの一環として「シャトルバス」の運行をしていますが、シャトルバスの運行を実現するためには、何度もルートを考え、何回も試乗し、何度もトラブルシューティングをします。

これらの作業は「デスクに座り続ける」とできません。

自ら動いてやってみることが大切です。旅行業であれば、外に出て現場・現物を見ることが大切です。

  • 自ら動いてやってみることが大切
  • 机上の空論は何も生み出さない
【僕の実体験】
オフィスでインターネットを使ってホテルのことを調べていて、いくつかのホテルがパッケージツアーに使えると思って商品造成したら、ゲストからクレームの嵐。後日、実際に現地を視察してみると全く使えるクオリティではなかった。

スタッフに自らの挑戦を見せないと失敗する

海外では役職やタイトルをとても意識します。

例えば、支店長や拠点長レベルのタイトル、例えば「Branch Manager(ブランチマネージャー)」や「General Manager(ジェネラルマネージャー)」に対しては、とても上に見る傾向があります。

話をしていても語尾に「~Sir」と敬意を表す言葉を必ず付けるスタッフもいる程です。

そういったスタッフに対して、支店長レベルの人が自ら実務を率先して行い、スタッフたちに業務を見せると、スタッフも驚き士気が高まります。

上司自らが大きなプロジェクトに挑戦し、その挑戦にスタッフを巻き込んでいくことが一番理想です。

また、新しい業務が発生した場合などは、指示出しだけではなくて、まずは自ら実務をやってみて深く理解する、そしてスタッフに落とし込むということが鉄則です。

実務をやらない上司は理解度も乏しく、トラブル時に対応ができません。

  • 自ら実務を経験し理解を深める、そしてスタッフに落とし込む
  • 自らが挑戦し、その挑戦にスタッフを巻き込んでいく
【僕の実体験】
現地スタッフの仕事がルーティン化しており、彼ら自身、日々の業務から次のステップが見なくなっていた。その後、退職者が増えてしまった。

トラブルの際に矢面に立たないと失敗する

これは日本でも同じです。トラブルが発生した時は解決に向けて即座に行動することが大事です。

初動が全てを決める」といっても過言ではありません。

海外では予想できないトラブルが突如として振りかかってきます。それらは、日本であればトラブルにならないようなことばかりです。

日本人のゲストの場合、海外にいても日本のクオリティを求める人が多いです。その中でトラブルが発生してしまうと必ずと言っていい程、炎上します。

その際、現地のローカルスタッフだけで対応させているとさらに大炎上します。

ここでも「デスクに座り続けると失敗する」と同じで、トラブルが発生したら、とにかくすぐに動くことです。

東南アジアに旅行に来るゲストの現地滞在平均日数は4日間や5日間と非常に短いです。そのため、1時間でも無駄にできません。

ゲストのところに行けるのであれば、すぐにでも行った方が良いです。電話で対応していても海外のトラブルは解決できないことも多いです。さらに電話対応までも現地スタッフに任せているとさらにトラブルが大きくなります。

松下電器の創業者・松下幸之助氏の言葉
「それは私の責任です」ということが言い切れてこそ、責任者たりうる。
海外では最短最速でトラブルに対して行動することが大切
【僕の実体験】
航空会社の現地国内線遅延により帰国便の国際線に乗り継ぎができなかった。空港には現地スタッフがおり、僕は電話にて指示出し。結果、トラブルが長引いた。空港に出向いてお客様と面と向かって話をすると即解決した。

スタッフの評価をきちんとしないと失敗する

これも日本でもあります。会社からきちんと評価をされないと、結果としてスタッフの不満が大きくなったり、退職者が出ます。

海外ではキャリアの上昇志向がとても強いです。「早く役職者になりたい」、「給料を増やすために転職したい」など、日本人以上にそれらの意識を海外の人達は持っています。

正社員雇用をされていて生活が安定していても、次のステップに向けて退職をし、キャリアアップに努めます。

管理職として海外赴任をする人は現地スタッフの評価をきちんとしなければなりません。同じオフィスで毎日仕事をしていると、現地スタッフ全員が「私の仕事をきちんとみてくれているのだろうか」と思っています。

そのため、必ずスタッフの評価面談をして、現地スタッフの評価をしましょう。

もし大企業でスタッフが100名、1000名いるなら無理ですが、20人、30人くらいであれば、必ずやりましょう。

僕自身、海外赴任5年目にはスタッフが50名程いたため、評価面談の時期には約1週間かけてスタッフの面談をしました。スタッフ1人に対して30分~45分程使った面談です。

海外支店には評価制度がありませんという日本人駐在員がいますが、なければ作りましょう。

  • 現地スタッフは自分の仕事がきちんと上司に見られているか知りたい
  • 現地スタッフは自分の仕事がどう評価されているか知りたい
  • スタッフと面と向かって仕事のフィードバックを話せる時間を作る
【僕の実体験】
海外赴任当初、現地側にはスタッフの評価基準や制度がなく、スタッフの昇給やボーナスの査定の際にとても困った。そのため、評価制度を導入した。

日本だけしか見ていないと失敗する

海外赴任の醍醐味と言えば、「世界の市場に自分自身の身を置けること」です。

日本から派遣されているため、海外にいても日本だけを見て仕事をしている人が多いのは、ある意味、致し方ないことかもしれませんが、とてももったいないことです。

旅行業で言うと、海外で働いているのにもかかわらず、日本発着の日本人マーケットしか取り扱っていないというのはとてももったいないことです。

せめて他国の日本人マーケットはトライするべきです。できれば、他国のマーケットも取り扱いができるくらいチャレンジすることが望ましいです。

また、折角海外にいるので、海外から日本側を第三者の立場で見てみることも自分の視野を広げることに繋がります。

  • 海外にいるなら他国のマーケットも見るべき
  • 海外にいるなら日本以外の販路にチェレンジするべき
【僕の実体験】
海外赴任当初、日本発着のマーケットしか扱っていなかったため、日本側で何か起こると売り上げが大幅に減った。1つのマーケット依存は危険と思い、東南アジアの近隣諸国に営業をして販路を拡大した。

以上が「海外赴任の仕事で失敗する7つの理由」です。

海外の異国の地で現地の人達と一緒に働くことはとても大変です。

しかし、現地のスタッフがいないと何もできません。そして、失敗を恐れると何もできません。

海外では僕らが外国人です。

信頼を得たいなら、まず自分自身が彼らのことを信頼して向き合いましょう。そして、行動を起こして彼らに見せていきましょう。そしたら自ずと信頼を得ることができます。

それでは、良い一日を!

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