【旅行会社社員が語る】旅行会社の魅力をポジティブに伝えます!

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【旅行会社社員が語る】旅行会社の魅力をポジティブに伝えます! 旅行会社&旅行業界

旅行会社で働いてみたいけど、業務はとても大変そう。。。旅行会社にはどんな魅力があるんだろう。。。ポジティブな面を聞いてみたいな。。。

この記事は、そんな疑問に答えます。

✔ 本記事の内容

  • 旅行会社を目指したきっかけ
  • 中堅旅行会社を選んだ理由
  • 旅行会社で働く魅力

こんにちは、ツバサです。

僕自身、留学から帰国した大学3年生の終わりに旅行会社に就職しようかなと思い立ち、就活をスタートさせました。今考えれば、就活のスタートがものすごく遅かったと思います。幸いにも大学4年の梅雨明けには数社から内定を頂くことができ、旅行業界に進むことができました。

旅行会社で働いているとたくさんの魅力があります。旅行という「形のない商品」を作り、販売していくことはとても大変でしたが、結果としていろいろな経験をすることができ、今の自分があります。

この記事では、「旅行会社の魅力」について詳しく解説したいと思います。

旅行会社を目指したきっかけ

旅行会社を目指したきっかけ

僕は、大学3年生の時にオーストラリアの「タスマニア島」にあるタスマニア州立大学に交換留学生として1年間留学しました。タスマニア島は本当に自然が豊かで、僕が住んでいたホバートという町はのどかな港町でした。そんなのどかな港町も昔は流刑地の島だったそうです。

当時の日本では「タスマニア島」を知っている人はほとんどおらず、旅行会社のパッケージツアーでも「タスマニア島」をシリーズで販売しているところはありませんでした。

そんな「タスマニア島」をたくさんの人に知ってもらいたいと思ったのが、旅行会社を目指したきっかけでした。

中堅旅行会社を選んだ理由

中堅旅行会社を選んだ理由

留学を終え、日本に帰国した後、まだエントリーを受け付けていた旅行会社の企業研究から行いました。

大手旅行会社であればJTBやHIS、近畿日本ツーリスト(現KNT)、名鉄観光、農協観光などなど。そして、インターネットのみで旅行を販売している中堅旅行会社も調べました。いろいろ調べているうちに、大手旅行会社の場合、ニッチなツアーの企画は難しそうだなと感じ、中堅旅行会社を第一志望に考えました。

その背景には、「旅行の企画に携わりたい」「ニッチなデスティネーションを開拓していきたい」という強い思いがあったからだと思います。学生だった当時の自分でも大手旅行会社ではそれができないだろうなと直感的に感じたのかもしれません。

結果的には中堅旅行会社を選択してよかったと思っています。

旅行会社で働く魅力

旅行会社で働く魅力

旅行会社で働く魅力とはどんなことだと思いますか?

僕が中堅旅行会社に就職してから感じた旅行会社の「魅力」は、次のようなことです。

当たって砕けろの心構えができる

配属はタスマニア島のあるオセアニアチームではなく、なんとアジアチームでした。そして、入社して2日目から顧客の電話対応をさせられました。電話は必ず1コールで取らなければならず、旅行もしたことがない国の問い合わせの対応を毎日行いました。最初は何が何だかわからず、毎日が過ぎていきました。

しかし、旅行会社のスタッフというのは、パッケージツアーで販売している国々へ全て行っているわけでもなく、逆に行ったことのない国の方が多いのではないかと思ったら、ある意味、冷静になれました。今でも覚えていますが、一番最初に受注した予約はインドのツアー予約でした。ちなみにインドは今でも行ったことがありません。

目の前のことに対しては何が何でも全力を尽くすということに関して、改めて鍛えられた新人時代でした。とにかく受注を取りまくるという毎日でしたが、受注を取るということは、それだけたくさんの顧客との出会いがあるということでした。

旅行会社の仕事は頑張れば頑張るだけ、たくさんの顧客と出会えるという魅力があります。

【魅力①】旅行の販売を通してたくさんの人と出会える

値ごろ感の感覚が身につく

1年目の秋には、アジア方面の企画業務を先輩から落としてもらいました。旅行会社ではツアーのコスティングのことを「値付け」と言います。航空券とホテルと送迎の足し算のはずにも関わらず、最初はなぜかとても難しく感じていました。おそらく、航空会社の料金のルールに、「帰国日が週末なら+〇〇〇〇円の追加代金」や「〇月〇日に帰国したら〇〇〇〇〇円の航空券代金を使ってください」などのルールがあったからかもしれません。帰国日によって追加料金がかかることを「リターンオンデイ」と言います。

先輩からは「カレンダーを見て値付けろ」「値ごろ感を持て」と頻繁に注意されました。これも最初の頃はよく意味が分からず、「値ごろ感???」と頭の中は疑問だらけでした。

要は、顧客が一番旅行に行きそうな日の旅行代金にはきちんと利益を乗せろ、逆に閑散期の時は利益を下げろということです。

このように旅行に関しての「値ごろ感」を持てるということはとても魅力があることです。これはプライベート旅行にとても役立つ感覚です。

【魅力②】旅行に関しての値ごろ感が身につく

自分のアイデアが翌日にはツアーになる

中堅旅行会社ではそれぞれのスタッフが担当デスティネーションを持っています。中堅旅行会社は基本的に「製販一体」で仕事をしているため、担当デスティネーションの受注はもちろん、企画や仕入れにも携わります。

担当者ベースで企画を進めていきますが、企画の一番の魅力は「今日思い付いたアイデアが翌日にはツアー化できる」ということです。

つまり、「自分の考えたツアーが世の中にすぐに出せる」ということです。

【魅力③】今日のアイデアが明日にはツアーとして世に出る

旅行のプロになるための海外視察

中堅旅行会社で働く社員は、それぞれ担当デスティネーションを持つという話をしましたが、海外視察の旅程や内容も基本的には自分で決めることとなります。

僕自身はホテルの視察がとても好きで、もはや職業病なのですが、たくさんのホテルの客室や施設を見ることにとても興味があります。1回の海外視察でホテル視察を40軒、50軒行うこともあります。さらにプライベート旅行でもホテルを視察してしまう程です。

もちろん海外視察では観光地はもちろん、ビーチの視察やアクティビティの視察も行います。また、「差別化」した商品を作るために現地での新しいサービスを試験的に行うこともあります。

これらは、旅行がどのように作られていくかの根幹でもあり、旅行という「形のない商品」に「」を与えていく作業となります。

海外視察は旅行の「プロ」になるためのステップです。

【魅力④】海外視察を通して、旅行のプロになっていく

海外赴任をするとさらに成長できる

旅行会社や旅行業界で働いていると、現地支店や海外の旅行会社で働く機会があるかもしれません。

海外の旅行会社で働くと、日本から来る日本人観光客の現地斡旋をすることになります。現地斡旋というのは、「現地でお世話をする」ということです。現地にいると日本と同じようには進まないことが多く、予想できないトラブルも発生します。しかし、そういったトラブルにも瞬時に状況判断し、臨機応変に対応して解決しなければなりません。

海外でトラブルの場数を踏んでいくと、自分自身がタフになり、判断力も研ぎ澄まされていきます。

そのような成長の場がある旅行会社はとても魅力的です。

【魅力⑤】様々なトラブルにも対応できる判断力や解決力が身につく

海外旅行担当であれば世界に友達ができる

中堅旅行会社で働いていると、パッケージツアーで使う海外のホテルや現地の旅行会社の知り合いがたくさんできます。取引先によっては年に1回会うか、会わないかの頻度にはなりますが、旅行会社の業務はまさに海外を相手にしたグローバルな仕事です。

旅行業を通じて世界のあちこちに友達ができ、彼らが日本に来たら「おもてなし」をしますし、僕らが海外に行ったら、彼らが僕らを「おもてなし」してくれます。

旅行業界は横の移動がとても多い業界です。例えば、「〇〇旅行会社に勤めた後、XX旅行会社に転職した」、「〇〇ホテルに勤めていたけど、XXホテルに転職した」などよくあることです。

職場が変わっても、また一緒に仕事ができる機会が巡ってくるのが旅行会社や旅行業界です。

【魅力⑥】旅行業を通して世界中に友達ができる

飛行機1機を飛ばすダイナミックな体験ができる

旅行会社に勤めていると、チャーター便の商品に携わる機会があるかもしれません。

チャーター便の旅行商品では、旅行会社1社で飛行機1機をチャーターするものもあれば、複数の旅行会社が共同で旅行商品を作るために飛行機1機をチャーターする場合もあります。

僕自身は、旅行会社1社で飛行機1機をチャーターする旅行商品の企画及び現地斡旋を経験したのですが、海外の航空会社を利用して日本発のチャーター便を運航する場合、海外から乗客なしの空っぽの飛行機がまず日本に飛んでくることになります。これを「フェリー」と言います。

チャーター便が日本を出発するには、まずその空っぽの飛行機が日本にやってこなければなりません。それを「フライトレーダー24」を使って日本に着くまで飛行機をよく追っかけたものです。

飛行機1機分の全乗客が自社のお客様ということは、とんでもないプレッシャーではありますが、飛行機が飛び立つ姿を見ると感極まる感情になります。

旅行会社が飛行機を飛ばすという、とてもダイナミックな仕事を体験することも旅行会社で働く魅力の1つです。

【魅力⑦】飛行機の乗客が自社の顧客で感動&飛行機が飛び立つ姿は感極まる

ラグジュアリーホテルも優待料金や無料で宿泊可能

旅行会社で働く特権の一つに、取引先のホテルなどに無料で宿泊できることが多々あります。もちろん、その取引先とのビジネスが良好ということが条件です。

1室1泊10万円相当の客室も無料で泊ることができます。

もしビジネス規模が少ない取引先であれば、無料ではなく優待料金を打診することもあります。

特に企画仕入れに携わっている旅行会社のスタッフは、海外のホテルの知り合いもたくさんできます。プライベート旅行にも関わらず、無料で部屋を提供してくれるように依頼をすれば、無料で宿泊をさせてくれることがほとんどです。ただし、無料で泊らせてもらうからにはプライベート旅行であってもホテルの視察を行います。これもまた職業病です。

旅行会社で働いていると、無料宿泊などができる魅力があります。

【魅力⑧】海外のラグジュアリーホテルに無料宿泊できる

以上となります。

旅行会社で働く魅力はたくさんあります。大手旅行会社でできること、できないこと、そして中堅旅行会社でできること、できなことはもちろんそれぞれ異なります。

自分がやりたいことを活かせる旅行会社へ進み、旅行会社の業務を魅力あるものにできるかどうかは自分次第です。

まずは自分自身が旅行会社の業務を好きになり、旅行のプロになるために日々学んでいきたいという姿勢や行動が大切です。

それでは、良い一日を!