いくつかの会社で働いたことがあるけど、なかなか理想な上司に出会えないな。部下に慕われている上司ってなかなかいないよね。理想な上司はどんな特徴があるのかな。尊敬できる上司と一緒に働きたいな。
この記事は、そんな疑問に答えます。
- 部下から慕われる理想な上司の7つの特徴とは?
- 理想な上司はどんな点が尊敬されている?
- 理想な上司を頼る時とはどんな時?
- 今までに理想な上司に出会ったことはある?
こんにちは、ツバサです。
会社勤めしていると組織に属していることになりますが、職場には必ず上司がいるものです。いろんなタイプの上司がいますが、上司の理想とかはありますか?
僕自身、社会人を15年間程やってきて、最大50名のオフィスの拠点長として、上司の立場を経験しましたが、それまでに理想の上司に出会えたのは2回だけです。
つまり、尊敬している上司は2人だけということです。
2人共尊敬しているとはいえ、それぞれタイプは異なる上司でした。
今は同じ職場で働いてはいませんが、何か仕事について悩みがあれば、その2人に相談すると思います。
この記事では、「理想の上司の特徴」について詳しく解説したいと思います。
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部下から慕われる理想な上司の7つの特徴とは?
部下に慕われる理想な上司との特徴は次の通りです。
- リーダーシップと行動力がある
- どんな状況でも信頼ができる
- 相手の立場に立って指示出しができる
- どんな場面でも決断力がある
- 責任感が強く結果を追い求める
- 納得いく評価をしてくれる
- 成長の階段を作ってくれる
リーダーシップと行動力がある
理想の上司の特徴の1つとして、「リーダーシップと行動力がある」があります。
これは、上司たる者、先頭に立って部下を引っ張っていくことや新しいプロジェクトなども率先してチャレンジしていくということです。
行動力がある上司は、いつも部下に自分自身のチャレンジを見せます。
そして、そのチャレンジに部下を巻き込んでチームとして士気を高めていきます。
それにより、部下も常にチャレンジできる環境に身を置くことができます。
どんな状況でも信頼ができる
理想の上司は、「どんな状況でも信頼できる」上司でなければなりません。
上司自身が部下にチャレンジを見せることもあれば、部下にチャレンジをさせる機会を与えていくことも大切です。
部下がチャレンジする時は、「自分が責任を負うから、思い切ってチャレンジしてみろ!」と背中を教えてくれるような上司でなければなりません。
部下がチャレンジできる環境をしっかり作るのも上司の役目です。
相手の立場に立って指示出しができる
理想の上司は、「相手の立場に立って指示出しができる」ことを常に意識して行っています。
よくあるダメな上司は、取引先などから届いたメールをそのまま部下に転送する上司です。
せめて自分の言葉でメッセージくらい書けよと思う瞬間です。
また、単語レベルで指示だしする上司もダメです。
部下が単語レベルの指示をもとに行動した結果、失敗した時にそういった上司は叱責します。
部下の状況を理解してわかりやすく指示出しをすることが大切です。
どんな場面でも決断力がある
理想の上司は、「どんな場面でも決断力がある」上司です。
ビジネス上、トラブルはよくあることです。
そんなトラブル時に優柔不断で決断ができない上司は役に立ちません。
また、商談の場で決断ができない上司は取引先からの信頼を得ることはできません。
突発的なトラブル時に即決して行動できない上司は後手後手になり、さらにトラブルを大きくすることがよくあります。
責任感が強く結果を追い求める
理想の上司は、「責任感が強く結果を追い求める」ことを常に意識して仕事をしています。
常にゴールを意識して、業務に打ち込みます。プロジェクトの進捗状況がよくない場合でも、アプローチ方法を変えたり、試行錯誤しながらゴールを目指します。
結果を追い求めると同時に数字の結果も追い求めます。
納得いく評価をしてくれる
理想の上司は、「納得いく評価をしてくれる」上司です。
部下の評価面談は非常に重要です。部下が多い場合、上司にとったら評価面談はとても体力の必要な業務です。
しかし、部下にとったら会社がどのように自分の仕事を評価してくれているのかという大切な機会です。
部下の評価面談の時に理想の上司はきちんと自分の言葉で評価をしてくれます。
また、部下の普段の業務をしっかりと理解しているため、言葉にも説得力があります。
ダメな上司は評価面談も内容が薄く、部下の仕事内容すらよくわかっていない上司もいます。
そういった上司は評価面談の際、ありきたりな言葉しか出てきません。
成長の階段を作ってくれる
理想の上司は、「成長の階段を作ってくれる」上司です。
仕事を退職する理由の1つに「先が見えない」という理由があります。
それは、成長ができないことやキャリアアップができないことが根底にあります。
理想の上司は、部下の成長を常に意識し、部下のキャリアアップのために業務を落とし込んでくれたり、その道筋を作ってくれます。
そのため、部下も日頃からチャレンジしている気持ちになり、成長を感じることができます。
理想な上司はどんな点が尊敬されている?
理想の上司像は前章で述べた7つの特徴を持った上司です。
一方で実際に上司のどんなところを尊敬しているのかを調査したデータがあります。
転職サイト「エン転職」を運営しているエン・ジャパンが「上司」について約7000名に対してアンケートを実施しました。
結果は次の通りです。
1位 | 人柄が信頼できる |
2位 | リーダーシップがある |
3位 | 指示がわかりやすい |
4位 | 決断力がある |
5位 | 仕事に対する責任感がある |
6位 | 知識や経験が豊富 |
7位 | 部下・後輩の面倒見が良い |
8位 | 判断が早い |
9位 | いつでも相談できる雰囲気がある |
10位 | 人によって態度を変えない |
引用:エン・ジャパン
上記以外には、「言いにくいことや、厳しいことも伝えてくれる」や「専門性やスキルが高い」などもあります。
これは、時には厳しいことを言う必要があるというメリハリの部分が大事だったり、実務を理解している知識があればトラブル時などの初動を間違えることもないということです。
理想な上司を頼る時とはどんな時?
部下が上司を頼る時はどんなシチュエーションかを見ていきましょう。
1位 | 仕事の進め方が分からなくなった時 |
2位 | 仕事で失敗した時 |
3位 | 仕事で納得できないことがあった時 |
4位 | 社内の人間関係に悩んだ時 |
5位 | 仕事の成果が出ない時 |
6位 | 今後のキャリアについて悩んだ時 |
7位 | プライベートで悩んだ時 |
8位 | 上司に頼ることはない |
引用:エン・ジャパン
部下が問題や困難に直面している時こそ上司の出番です。
そういった状況でも上司は部下の成長を考え、部下が自分自身で考えて答えを出せるように導くのが上司の役目です。
今までに理想な上司に出会ったことはある?
僕自身、理想の上司に今まで2度出会ったことがあります。その出会いについては今でも感謝しています。
しかし、こんなダメ上司には耐えられないという上司もいました。
僕自身の経験ではこんなダメ上司がいました。
- 部下が終電まで毎日残業しているにも関わらず、毎日7時に帰る。
- トラブル時は部下の責任にして、表には出てこない。
- 結果のコミットメントをしたにも関わらず、結果が出ない時は逃げる。
- 冷静に話すことができず、すぐに怒りの沸点に達して声を荒げる。
- いつも不満やネガティブな発言ばかりをする。
- 上司という立場にあぐらをかいて何もしない。
- 上司が何の仕事をしているのか全くわからない。
- 実務を理解しておらず、知識がなさすぎる。
特に一番ダメな上司と思ったのは、「トラブル時は部下の責任にして、表には出てこない」という上司です。
ちなみにこの上司は、ドラマ「半沢直樹」でも有名になった名言「部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任」をまさに行っていた上司です。
こういう上司とは一緒には仕事したくないですよね。
「尊敬する上司に出会ったことはありますか?」のアンケートでは、次のような結果が出ています。
20代 | はい | 69% |
いいえ | 31% | |
30代 | はい | 75% |
いいえ | 25% | |
40代以上 | はい | 75% |
いいえ | 25% |
引用:エン・ジャパン
約7割の人が尊敬する上司に出会えている一方で約3割の人は尊敬できる上司に出会えてないという結果となっています。
一緒に仕事をする人次第で仕事に対するモチベーションも大きく変わります。
以上となります。
部下を持つ人は理想の上司を目指して、日々努力しましょう。
それでは、良い一日を!